【Vもぎ・Wもぎ】どっちを受ければいいの?模試の選び方!

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「Vもぎ」「Wもぎ」、どっちを受ければいいの?どの時期から、何回受ければいいの?生徒からよく聞かれる質問をまとめて答えてみました。

模試といえば Vもぎ」「Wもぎ 。

2つありますが、どっちを受けたらいいのでしょうか?

答えは、どちらでもいいです。

ですが、同じものを継続して受け続けることが大事です。

今回は、模試にまつわる以下の質問にお答えしていきます!

  • 模試って受ける必要あるの?なんで受けるの?
  • VもぎとWもぎって何が違うの?
  • 目的考えた時、自分はどっちがいいの?
  • 受けるとして、どの日程選べばいいの?
  • 受けるとして、塾経由と個人申し込みどっちがいいの?

まとめ

  • 模試って受ける必要あるの?なんで受けるの?

    • 自分の弱点を知るため
    • 志望校を決めるため
    • 試験本番の練習をするため
    • 入試相談・進路指導で使用される可能性があるため
  • VもぎとWもぎって何が違うの?

    • ほぼ同じなので、どちらでもいい
    • どちらか決めた方を継続して受けることが大事
  • 目的考えた時、自分はどっちがいいの?

    • 日程が合って、4回受けられる方
    • 都立高校入試の場合は「都立そっくり」
    • 迷ったら「Vもぎ 都立そっくりもぎ」
  • 受けるとして、どの日程選べばいいの?

    • 9・10・11・12月の4回は絶対
    • 6・7・8月は参考程度に
    • 1月は最終確認
  • 受けるとして、塾経由と個人申し込みどっちがいいの?

    • 学習塾を通じて受けると、少し安くなる
    • 自分で申し込むなら、ホームページもしくは書店で

模試って受ける必要あるの?なんで受けるの?

① 自分の弱点を知るため

模試を受ける一番の理由は 「自分の弱点を知るため」 です。

ある単元(二次方程式、など)が苦手なのか、時間配分が下手なのか、計算ミスが多いのか?
人によって苦手な部分は異なりますが、日々の勉強だけではそれらの弱点を把握することは難しいです。

模試を受けて、間違えた問題を振り返り、自分の弱点を把握しましょう。
弱点を知れれば、本番に向けての対策を計画することができます。

② 志望校を決めるため

一番重要なのは本人の希望ですが、それが現実的なものなのかどうかを知ることも重要です。
中学1〜2年生の段階ではまだまだ伸びしろがあるので、本人の希望に合わせて勉強プランを立てることができますが、中学3年生になると残りの時間で確実に合格を目指さなければいけません。

志望校合格の現実性を知るためにも、模試を受けることはとても重要です。

③ 試験本番の練習をするため

都立入試には、マークシートの塗り方、問題を解く順番など、いわゆる 「小手先のテクニック」 が多数あります。

それらはどうしても模試など、本番に近い状況ではないと練習はできません。

高校入試の模試には  「そっくりテスト」 という、都立入試本番とほとんど内容・形式が同じなテスト があります。
この機会を活用してこれらの「小手先のテクニック」を練習します。

④入試相談・進路指導で使用される可能性があるため

こちらは場合によるのですが、中学校によっては、入試相談(私立高校の併願校申込)や進路指導の際に参考までに「模試の結果を持ってきて」と言われる場合があります。

VもぎとWもぎって何が違うの?

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ほぼ同じなので、どちらでもいい

結論から言うと、VもぎとWもぎ、どちらを受けても大丈夫です。

「Vもぎの方が難しい」と言われることが多いですが、ほとんど差はありません。

歴史的には、Vもぎは東東京、Wもぎは西東京と神奈川県に特化しており、県立の高校の方が都立より簡単だったことから、「Vもぎの方が難しい」と言われることが多くありました。
今は双方とも「都立高校入試」に特化していることから、差はほとんどないに等しいです。

どちらか決めた方を継続して受けることが大事

都立高校入試をする場合の対策としては、同じものをずっと受け続けることです。
「両方受け続けたら?」と思うかもしれませんが、そうすると日曜・祝日が全て潰れてしまい、勉強時間が減ってしまいます。
また毎回模試を変えていると、結果にばらつきが出てしまい、自分のレベルが上がってるのか下がってるのかわからなくなるので、どちらか一つだけを集中して受け続けましょう。

目的考えた時、自分はどっちがいいの?

日程が合って、4回受けられる方

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どちらでもいいので、日程の都合が合って、確実に 9・10・11・12月の4回は受けられるものにしましょう。

2021年のVもぎ・Wもぎの日程は以下の通りです。
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参考:Vもぎ「都立そっくりもぎ」Wもぎ「都立そっくりテスト」

都立高校入試の場合は「都立そっくり」

都立高校入試の場合、Vもぎの「都立そっくりもぎ」Wもぎの「都立そっくりテスト」 を受けましょう。
これらは都立高校入試本番とほぼ同じ形式で作られているので、各50分のテストが5教科分実施されます。

お弁当を持って行ったりと、当日の流れも似ているので、心の準備としても良い練習になります。
またマークシートの塗り方や解答する順番など、本番で必要なテクニックの練習にもなりますので、本番だと思って臨みましょう。

迷ったら「Vもぎ 都立そっくりもぎ」

コノ塾では、「Vもぎ」を全ての生徒に受けさせています。
理由は昔から「Vもぎの方が難しい」と言われていることから、Vもぎの方がレベルの高い生徒が受験することが多いため、レベルの高い受験生の中における自分の立ち位置を把握しやすいためです。

受けるとして、どの日程選べばいいの?

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9・10・11・12月の4回は絶対

9~12月の模試は、必ず受けましょう。

理由は、

  • 進路指導(11月)で使われることがあるため
  • 入試相談(12月)で参考にされる場合があるため
  • 受験勉強の進捗確認をするため

です。

① 進路指導で使われることがあるため
中学校で11月頃に行われる 「三者面談」 では、受験校(推薦入試・私立併願校)を学校の担任の先生と選びます。
その際に「模試の結果を持ってきてください」と言われることがあります。
学校の定期テストだけでは、判断が難しい場合もあるためです。

また、希望の高校・コースに入試相談に行ってもらえるよう担任の先生に相談する場合、模試の結果を持っていくとスムーズに進むこともあります。

その際に良い模試の結果を提出するためにも、勉強が仕上がっているこの時期に複数回模試を受けておくことをオススメします。

② 入試相談で参考にされる場合があるため

私立高校の推薦入試や私立高校の併願をする際は、12月に 「入試相談」 という中学校の先生と高校の先生の相談が行われます。
「入試相談」では、中学校が高校へ学校の成績などを提示して、「この生徒を入学させてください」とお願いします。


参考にされるのは基本的に学校の成績ですが、模試の結果を参考にしたいと言われる場合もあります。
三者面談と同じく、その際に良い結果を提出するためにも、複数回模試を受けておくことをオススメします。

③ 受験勉強の進捗確認をするため
模試の一番の目的である受験勉強の進捗をしっかりと測るためにも、この時期の模試は全て受けましょう。

一つ大事なことは、この時期の結果に一喜一憂してはいけないということです。

この時期にA判定が出たからと言って、余裕をかましていると、そのままズルズルと偏差値が下がっていって、結果不合格…ということも多々あります。

判定はあくまで目安だと理解して、一喜一憂しないようにしましょう。

6・7・8月は参考程度に

6〜8月の模試は、受けたい場合は参考程度に受けましょう。

理由としては、まだ中学3年の内容がまだ試験範囲に入っていないので、本番の試験内容とまだそこまで似ておらず、受けてもまだそこまで参考にならない場合が多いです。

だからといって、受けるだけ無駄なわけではありません。

中学1年・2年の内容で覚えていない部分、忘れている部分、間違える部分を振り返ることができるので、中3以前の内容のどこを対策するべきか特定することができます。
普段の勉強に余裕があり、苦手な単元や範囲がわからない場合は、受けてみてもいいかもしれませんね。

1月は最終確認

1月の模試は、「ちゃんと今までの積み重ねが仕上がっているか」の確認です。
この模試で、志望校を最終的に変えるべきかの最終決定をします。

1月の模試で点数が取れなかった場合は、志望校を変更するべきかどうか、学校や塾の先生と相談しましょう。

受けるとして、塾経由と個人申し込みどっちがいいの?

学習塾を通じて受けると、少し安くなる

実は学習塾を通じて受けると、少し安くなります!(金額は塾によって異なります。)

また受験場所も塾で受けられたりもするので、移動も楽になります。

唯一の欠点(?)としては、模試の結果が塾に送られてくるため、結果は必ず塾の先生に見られることになります。

しかし大抵塾の先生に結果を分析してもらうため、塾を通じて受験した方が安く、移動も楽に受験することができるのでオススメです。

自分で申し込むなら、ホームページもしくは書店で

VもぎもWもぎも、ホームページもしくは書店で申し込むことができます。

両方とも金額は 4,600円(2021年8月現在) です。
※Vもぎ申込はこちら
※Wもぎ申込はこちら

まとめ

  • 模試って受ける必要あるの?なんで受けるの?

    • 自分の弱点を知るため
    • 志望校を決めるため
    • 試験本番の練習をするため
    • 入試相談・進路指導で使用される可能性があるため
  • VもぎとWもぎって何が違うの?

    • ほぼ同じなので、どちらでもいい
    • どちらか決めた方を継続して受けることが大事
  • 目的考えた時、自分はどっちがいいの?

    • 日程が合って、4回受けられる方
    • 都立高校入試の場合は「都立そっくり」
    • 迷ったら「Vもぎ 都立そっくりもぎ」
  • 受けるとして、どの日程選べばいいの?

    • 9・10・11・12月の4回は絶対
    • 6・7・8月は参考程度に
    • 1月は最終確認
  • 受けるとして、塾経由と個人申し込みどっちがいいの?

    • 学習塾を通じて受けると、少し安くなる
    • 自分で申し込むなら、ホームページもしくは書店で

模試は大事ですが、気持ちを揺さぶられないように!

模試は本番の試験に似ているので、判定を見て一喜一憂してしまうかもしれません。

A判定が出て「これでいいや!」と思ってしまったり、D判定が出て諦めてしまったり…

しかしこれは、あくまで模試です。

A判定が出ても本番では不合格だったり、D判定が出ても合格したりなどは日常茶飯事です。
昨年コノ塾から町田高校に合格したマコトさんはC判定トモカさんはB判定でした。

模試はうまく活用すれば、入試対策にかなり貢献してくれます。

お金もかかってハードルも高そうに見えますが、学習塾に通っている受験生は必ず受けています。

模試を仲間につけて、満足できる高校受験を迎えましょう!