「コノ塾ってどんな塾なの?」
ウェブサイトや資料をいくら見たところで、よくわからないですよね。
そこで今回は、現役コノ塾生(当時)にインタビューして、コノ塾や勉強に対する生の声を聞いてみました。
第一弾は、バレーボール部と勉強を両立させている、中学2年生のカノンさんです。
勉強はできればやりたくないけれど、中学1年生の自分には「超大満足」とのこと。
そんなカノンさんに、コノ塾について色々とお伺いしてみました。
やりたいことだらけだから、勉強はできればやりたくない。
塾に入ったのは、いつですか?
小学4年生のときです。
ずっと水泳を習っていたんですが、バタフライまで泳げるようになったので、「もうここまででいいかな」と思ってやめたんです。そしたら、やることがなくなってしまって。
仲のいい友達が塾に通っていたので、なんとなく「塾に行きたい」と自分からお母さんに相談しました。
お兄ちゃんが過去に同じ塾に通っていたこともあって、コノ塾に入塾しました。
勉強は好きですか?
勉強は、できればやりたくないですね。
ずっと遊んでいたいです。マンガ読んだり、友達と遊んだり、バレーボールしたり、やりたいことだらけです。
勉強が嫌になる時はどんな時ですか?
国語の問題を解いているとき、嫌になることがありますね。「主人公の気持ちなんて、その人しかわからないでしょ」と常に思っています。あと「『倒置法』とか、無駄に『なんとか法』とか作りすぎじゃない?」と思ったりもしています。
社会の歴史も、「過去ばっかり振り返って、何になるの?」と思っていました。「源のなんちゃら」があまりにも多すぎて、「そこまで子孫作らなくてもいいじゃん、せめて親族全員で有名にならなくても、1人だけ覚えればいいじゃん…」と思いながら、勉強しています。
勉強時間ランキングで上位に入りたいから、頑張る。
それでも頑張れるモチベーションは、何ですか?
テストで良い点数を取りたいし、友達に見られたくない点数を取るのが嫌なので、頑張っています。
あと、塾で使っているアプリ『スタディプラス』の勉強時間ランキングで上位にい続けたい、っていう気持ちで頑張っています。1位はまだとったことないんですけど、ハルネ(コノ塾の友達)に勝ちたいんです。
前回の学年末テストでは、点数では英語と音楽の2科目しかハルネに勝てなかったんですけど、勉強時間ではしっかり勝てたので、満足しています。
塾で予習、学校で復習。だから授業が理解できなくても、ちゃんと解ける。
学校と塾は、どう使い分けていますか?
塾で予習をして、学校で復習をしています。
学校だと、進むのが早すぎる先生もいるので、「この先生、何言ってるんだろう…」と思ったら、あまり集中して聞いていないです(笑)。
先に塾で予習しているので、授業で理解できなくても、問題はつまずかずにほぼ全て解けています。
英語と数学は、塾の方が先に進むんですよね。だから塾で予習して、ある程度一度理解して、学校で忘れかけたものを再確認しています。
でも内申点を落とさないためにも、授業はちゃんと聞いています。「テストにここは出すよ」「ここは暗記しておくように」といった一言は、しっかり聞き逃さないようにしています。
正直、塾に通っていなかったら、学校の授業は何を言っているのか、全然わからないと思います。テストの点数もひどいことになっていたと思いますね。
スタディプラスで勉強時間を記録し始めてから、勉強時間が増えた。
コノ塾で気に入っているものは、何ですか?
使っているアプリと、タブレットの動画が気に入っています。
アプリは『スタディプラス』と『モノグサ』を使っています。
スタディプラスは、めっちゃいいです!
スタディプラスは、自分の勉強した量を記録するアプリで、自分の勉強量がわかるのがいいです。
今までは何も勉強時間の記録をつけていなかったので、自分がどれぐらい勉強していたのか、全くわかっていなくて。
でもスタディプラスで記録をすると、勉強時間がグラフになるんです。前の週よりどれくらい勉強したとか、どの科目を頑張ったとか、色々とわかるので、面白いです。
スタディプラスを使い始めてから、家でも塾でも以前より勉強するようになりました。塾の授業の前後に自習したり、休みの日でも塾に来て勉強するようになりました。
モノグサで、漢字も英単語も覚えやすくなった。
モノグサは、漢字とか英単語を覚えるアプリなんですけど、両方とも覚えやすくなりました。
今まではひたすら書き写していたんですけど、書くだけだと本当に覚えたのかどうか、よくわからないんですよね。
モノグサは、覚えるまで何度でも問題を出して続けてくれるんです。あと一度覚えたものでも、忘れかけたときに繰り返しまた出してくれるので、本当に覚えたのかどうか確かめられるのも良いです。
タブレットの動画とリアルな先生、両方いるからちょうどいい。
タブレットの動画は、問題の例を動画内で取り上げてくれて、丁寧に説明してくれているので、具体的でわかりやすいです。
大体の内容はきちんと説明してくれるんですが、たまに湧いたちょっとした疑問とかは、先生に聞いて教えてもらっています。
コノ塾の先生たちはみんな分かりやすくて、しっかりと分かるまで教えてくれます。この前も時差の計算方法を教えてくれて、その後の学校の授業では、すぐ解くことができました。
5教科は塾でカバーしているから、テスト前は専科に集中。
テスト勉強のやり方を教えてください。
5教科(国語・数学・英語・理科・社会)は、普段から塾と家でコツコツ勉強して、大体テスト前にカバーしているので、テスト2週間前から塾の自習室に来て、専科(美術・音楽・体育・技術家庭)を中心に勉強しています。
専科は塾で勉強していないので、授業を思い出したり、提出物をこなしています。あと5教科のうち、国語だけは塾であまりやらないので、学校のワークを解いています。
中学1年生の成績は、「超大満足」。
中学1年生、振り返ってどう思いますか?
超大満足です!
特に学年末は、「これ以上は頑張れない」と思うぐらい勉強しました。
でも一番成績がよかったのは、夏休みに頑張ったおかげか、2学期の中間だったんです。3学期も頑張ったんですけど、若干落ちちゃったものもあって。でも学年末で挽回出来たので、満足しています。
学年末のテストでは、社会の歴史がかなり伸びました。塾のテキストで、大事なところだけを覚えるようになったおかげだと思っています。
理科も苦手だったんですけど、計算方法とかを塾でちゃんと教えてもらって、点数も上がったので、満足しています。
友達に「勉強教えて」と言われるようになった。
塾に通い始めて、自分の中で変わったな、と思うことはありますか?
2月の学年末テストのときに、友達に「勉強教えて」って言われたんです。
もっと頭がいい人がバレー部に大量にいるので、自分は全然頭いいキャラではないと思っていたんですけど、その子からしたら頭いいのかもしれないと思うと、ちょっと変な感じだなと思いました。
塾に行きたくないな、と思う日はありますか?
あまりないですね。
塾の宿題があることを忘れていて、もう今からやり始めても間に合わないなっていうときは、行きたくないなと思います。別に怒られるわけでもないんですけど、気持ち的に乗り気にはならなくて。
でもハルネが一緒にいるから楽しいし、先生も面白いし、「行きたくないな」と思ったことはないです。
町田高校の内申点は高いけれど、得意な科目を伸ばして、今から頑張りたい。
目指している高校は、ありますか?
町田高校か、狛江高校に行きたいです。
町田高校は頭が良いのがいいなと思っていて、狛江高校は文武両道なところがいいなと思います。まず今は町田高校を目指して頑張って、中学3年生になったときに選べるようにしたいです。
志望校を意識し始めたのは、中学1年生の終わり頃です。
宮本先生(教室長/インタビュー当時)と面談をして、「町田高校を目指そう!そのためには中学2年生の終わりまでにこの内申点をとっておくといいよ」って言われたんです。
最初は「内申点、高っ!」と驚いたんですけど、「今頑張れば、受験のときに楽になるし、頑張ろう」と思いました。それに、得意な科目で5をとって、苦手な科目では3をとれば、全体で4になるって思えば、そこまで無理でもないのかな、と思ったんです。
受験は面倒だけど、中学2年生の今から本気で頑張りたい。
来年は高校受験ですが、どう思いますか?
受験はちょっと面倒くさいな、と思いますね。
中学3年生になったらもっとたくさん勉強しなきゃと思うと、少し緊張しています。
でも中学3年生まで色々と放置しておくと、大変そうだなと思うんです。だから今のうちから頑張って、後で焦らずに済むようにしたいなと思っています。
やっぱりなるべくいい高校に行きたいので、中学2年生も本気で頑張ろうと思っています。
コノ塾は、「楽しいけど、ちゃんと勉強も分かるようになる塾」。
コノ塾は、100点満点中、何点ですか?
95点です。
悪いところは見つからないんですけど、100点だと、なんかちょっと(笑)。
強いて一つだけいうならば、通路が狭いですね。バッグを背負っていると通れないので、ちょっと困っています。
コノ塾を友達に紹介するとしたら、何と伝えますか?
面白くて、楽しく通える塾です。
ものすごくかっちりした塾でもないので、ちょっと楽しみながら通える塾だと思います。
でもちゃんと勉強は分かるようになるし、学校でつまづかずに済むようになる塾です。学校の授業で問題も解けるし、テストで塾でやった問題が出たりもするし、勉強量も多いので、しっかりしている塾だと思います。
宮本先生(教室長/インタビュー当時)は、「ふざけるけどしっかりしている、面白い先生」。
宮本先生(教室長/インタビュー当時)は、どんな先生ですか?
宮本先生(教室長/インタビュー当時)は、ふざけるときはふざけているけれど、しっかりしているときはしっかりしているな、っていうイメージです。「地震には自信がある」とか、聞いていて恥ずかしいダジャレをよく言っていて、面白いです。
話しかけやすいし、親しみやすいし、面白いことをよく言ってるんですけど、面談のときとかはすごくしっかりしているんです。しかも学生時代はずっとオール5で、生徒会長だったらしくて。「生徒会長」みたいな真面目そうなイメージがなかったので、びっくりしました。
勉強が得意でも苦手でも、楽しみたい人には向いている塾。
コノ塾に合う人は、どんな人ですか?
勉強が得意な人と苦手な人、どっちにも向いていると思います。
得意な人はどんどん予習していけるし、得意でない人はゆっくり自分のペースで進められます。わからないことがあれば復習もできるので、勉強の得意不得意は関係ないと思います。
強いて言えば、一人でひたすら黙々と勉強したい人とか、ものすごく真面目で他の人と競争したい人は、集団塾の方が向いているかもしれませんね。
ちょっと楽しみながら、でもしっかり勉強したい人には、向いているかなと思います。
あとがき
「勉強はできればやりたくない」と言うカノンさんですが、今年の2月頃には、6週間で合計75時間以上も勉強していました。
結果、学年末テストは数学で85点を取り、平均点よりも18点上、前回テストから21点も上がり、内申点も4に上がりました。
「勉強が好きになってほしい」。
大人はそう願いがちですが、「勉強はできればやりたくない」「でもいい点数は取りたい」それが子どもたちの正直な気持ち。
カノンさんも今まさに、この心の中の矛盾や葛藤を抱え、悩み、それでも周りの力を借りながら努力を続けています。
いきなり勉強が好きになることはなくても、先生と一緒に悩み、考え、努力を続けたその先に、過去の自分より少しは勉強が好きな自分に出会えるのかもしれません。
(写真:尾上恭大 聞き手・まとめ:花田玲奈 編集:宮本 滉平)