【成瀬高校 合格体験記】冬の模試でE判定でも、最後まで諦めずにやり切ったからこそ手にした合格

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12月の模試でE判定を取ってしまい、一時は第一志望を諦めかけていたビエイさん。しかし、やはり志望校は変えたくないと心を決め、最後の2ヶ月間でみるみる成績を伸ばし、無事に成瀬高校への合格を果たしました。

ビエイさんがそこまで頑張れた理由と、高校合格までにコノ塾が果たした役割についてお話を伺いました。

自宅ではほとんど勉強せず、わからないことを放置していた

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コノ塾に入る前は、自宅で勉強していましたか?
ビエイ:家では全然勉強していませんでした。入った通信教育もやっていたんですけど、自分で勉強するときに、どうやってやるのがいいのかがそもそもわからなくて。

お母様:自宅で勉強している様子が全然なかったので、コノ塾に入る前はタブレット学習の通信教育をやっていた時期がありました。でも10分程度しか集中が続かず、全然勉強になっていなかったと思います。

通信教育って、結局は本人のやる気次第ですよね。ビエイの場合は、性格的に勉強をする環境に身を置かないとだめだと思って、その頃から塾に入れることを考えていました。

色々な学習塾がある中で、なぜコノ塾に決めたのですか?
ビエイ:テキストや動画を観て勉強するスタイルが自分に合っていると思いました。

先生が横で見ていて間違いを指摘されるんじゃなくて、自分で答え合わせして「あ、ここ間違えたんだな」とミスしたところがわかったり、どうしても難しいときは先生に聞けたりするのが良いなって。

お母様:集団の塾よりも個別指導塾がビエイに合っていると思ったので、コノ塾ともう一つ別の塾にも体験に行きました。

ただもう一つの方は、個別指導塾によくある、先生がずっと横に座っているスタイルだったんです。本人はじっと見られるのが緊張したようで、そちらの塾の感想を聞いても「うーん」という答えでした。

一方でコノ塾は、まず自分の力でやってみて、わからないところを先生が教えてくれるシステムです。もう一つの塾とは、本人の反応が全然違いましたよ。

目が輝いて、楽しんで勉強できる塾なんだって感じました。嫌々よりも、楽しく学べる方が頭に入るのもきっと早いですよね。あと、親としては他の塾に比べて費用が安いことと、5教科すべてを教えてもらえることも決め手でした。

何よりも本人にすごく合って「ここがいい」ということになり、中3の5月に入塾しました。

問題が解けることが嬉しい!コノ塾で自分の勉強法が見つかった

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コノ塾に入って変わったことはありますか?
ビエイ:コノ塾に入ってからは、勉強の要点が定まった感じがします。

前は、教科書のわかる部分もわからない部分も、とりあえず全て広く浅くだったんですけど、塾に入ってからは、自分の苦手なところを重点的にやるので、教科全体が均一にわかるようになったし、自分の勉強法が見つけられたと思います。

自分で解決する機会が増えたので、「あー、勉強時間が増えてるな」って思いました。

それが実感できたときは、どんな気持ちでしたか?
ビエイ:わかる問題が増えて、とても嬉しかったです。知識が増えたら、友達にも教えられて。人に上手く説明できたら「わかるようになったんだな」って自分でも実感して、ますます頑張ろうと思えました。

お母様:コノ塾に入ってからは、少しずつ勉強の仕方がわかってきたのかなと思います。それまで全く勉強していませんでしたが、机に向かわざるを得ない環境に入って徐々に点数にも結び付くようになったので、塾に入れて良かったと感じました。

先生の一言から、自分の意志で苦手教科の克服に踏み出した

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中3の2学期の期末テストで、数学が63点から91点に上がったそうですね。
ビエイ:1学期のテストで63点だったので、これではだめだと思って、数学に特に時間を使って繰り返し勉強しました。それまでは、「全部やらなきゃ、全部やらなきゃっ」て思ってたので、全部中途半端な点数になってしまっていたんです。コノ塾に入ってから、勉強時間の使い方がかなり変わりました。

勉強時間の使い方を変えたきっかけは何だったんですか?
ビエイ:塾の先生の影響です。

最初は「わかんないわかんない」ってずっとぶつぶつ言ってたんですよ。そしたら、一人の先生が、「自分でわかりやすい教科は空いてる時間でやって、苦手な教科をしっかりやろう」と言われて、「そうか」って。だから、得意な英語とか国語とかは学校の休み時間に勉強する方法に変えました。

お母様:数学の成績が上がったときは、塾での勉強が実を結んで嬉しかったです。点数が悪くてもガミガミ言わないようにはしてましたが、親としては点数が低いのはやっぱり心配していました。

英語をもっと学びたいから、成瀬高校に行きたいと思った

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なぜ成瀬高校を志望しようと思ったのですか?
ビエイ:英語に興味があって、成瀬高校は英語教育推進校なので、それで受験を決めました。

自分と違う言葉を話せる人たちってすごいなって思うし、自分自身もこれまで英語を勉強する中で、英語が次第にわかっていくのがすごく楽しいと思いました。

日本人でも英語で喋れる人いるじゃないですか。そういう人はきっと色んな人と触れ合えるんだろうって思って、めっちゃかっこいいなって。

お母様:これからの時代は英語が喋れるとすごく強いなって思いました。英語のレッスンではネイティブスピーカーがずっと喋っているらしいんですね。ビエイも最初は「何言ってるかわかんない」と言ってましたが、半年もすると「最近聞き取れるんだよね」に変わって、理解できるようになったみたいです。

せっかく身につけた力を活かすなら、英語教育に力を入れている成瀬高校がいいのかなと思いました。

模試の結果が伸びない…一時は志望校を変えようと思ったことも

志望校を決めた頃は、内申や模試の結果があまり良くなかったそうですね。
ビエイ:中3の11月頃に成瀬高校と決めたんですが、模試の結果と内申が思ったよりも悪くて、決意が揺らいだこともありました。自分のレベルよりちょっと上の高校を選びたかったんですけど、成績を見るとちょっと上どころじゃないって思ってしまったんです。

お母様:私もその頃は不安しかなかったです。本当に大丈夫なのかなって。成瀬高校には行って欲しいけど、入学後を考えるとレベルを下げた方がいいのかと考えたり、ずっと自問自答していました。

だから模試の悪い点数を見てなかなか励ますことができず、やってはいけないとわかっていながらも本人をつい叱ってしまうんです。「本当にこれでいいの?勉強が足りないんじゃない?」みたいに。今思えば彼女を追い詰めてしまった、と反省ばかりです。私もほんとに不安しかなかったです。そんなときに、ビエイが残したメモを見つけました。

言葉にできない娘の本音を知り、教室長へ駆け込んだ

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そのメモには、どんなことが書いてあったんですか?
お母様:一度、志望校のことでビエイを問い詰めたことがありました。成瀬高校に行きたいとは言うものの、本人の意思が見えなくて、「あなたはどうしたいの?」と聞いたんです。でも何も言わなくて。

その翌日、この子が学校に行った時にふっと見たら棚にメモが1枚置いてありました。自分の思いを書いてあったんです。そこには、成瀬高校は推薦入試で受けて、だめだったら一般ではレベルを下げた高校を受験すると書いてありました。

ビエイ:私はずっと成瀬高校に行きたいと思っていました。でも模試の結果が悪かったし、それは自分が試験に真剣に向き合ってこなかったせいだから、志望校を変えるしかないのかなって思ったんです。成績が良くなかったので、成瀬高校に行きたいってお母さんに断言できませんでした。

お母さんの目の前で言うと、いらないことを口走りそうだったから。自分が思ってることを言い過ぎて、混乱させたくなかったっていうか。だから自分の意思も、口に出すことで弱まっちゃうかなって思って、紙に書きました。

私立とかは家にも負担かけたくないし、多分それで行っても楽しく高校生活送れないって思ったんで。だから志望を下げた都立高校を受けるって書いたんですよね。

お母様:それを見て、本人を追い詰めてしまったことをすごく後悔しました。これは一大事だと思って、もう突撃で先生のところに行ってしまって。「ビエイがこういう手紙を残して学校に行ったんです」って、その不安な気持ちを宝木先生(教室長)に相談しました。

不安の中に見えた、ひとすじの光

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教室長に相談して、お母様の不安は晴れましたか?
お母様:先生はとても親身に家庭での様子を聞いてくれて、「僕は行けると思いますよ、全然」という風に言ってくれました。

やっぱり先生は色々なデータを出してくださるんです。後は、先生自身がこれまで見てきた受験生の話をしてくださったりして、不安の中にも希望が見える話をたくさん聞かせてもらいました。

受験生のことを励ましてやる気にさせてくれるのももちろんですけど、親に対してもすごく親身にやってくださって。それで、「自分の子どものことを信じて励まさないと」っていう気持ちになれたんですよね。

本人だって不安なのに、親も不安を見せるのはやっぱりよくないじゃないですか。不安を更に煽ってしまいますから。私も先生に心を落ち着けていただいて、ビエイをしっかり見守っていこうと思えました。

ビエイ:そのあとは、先生やお母さんから励まされることが増えました。先生方も「大丈夫だよ」と言ってくれて。それで、最終的にやっぱり自分が最初から一番行きたかった成瀬高校を受験しようって、もう一度決意しました。

受験勉強を本格的に頑張ろうと思った瞬間は、どんなときでしたか?
ビエイ:実は、お母さんには言ってないんですけど、12月に模試でE判定を取ったことがありました。これまで軽く考えてたけど、その結果を見てかなりまずいなって。

とにかく理科と社会がとんでもなく悪かったので、宝木先生(教室長)も私がやるべき単元とか課題を見つけてくれました。それプラス、自宅でも1年生の理科と社会の教科書を見直して、基礎を固め直しました。

後は塾にいると、周りの人たちの情報も入ってきたりするんですよ。「誰々は今この高校受けてこのレベルにいる」みたいなこと聞くと、自分がいかに下にいるのか思い知らされたりして。

でもコノ塾の先生たちが、ひたすら「大丈夫だよ」って言ってくれるんです。だから、例え気休めでもそう言ってくれるのが、すごい救われたかなって思いますね。

12月から本格的な受験モードに

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12月以降は、勉強への取り組み方に変化がありましたか?
ビエイ:勉強に集中する時間が増えたと思います。それまでは、机に向かっても頭に入っていなかったり、手が止まったりしていました。でも、12月以降はペンが動いて勉強の内容が頭に入る感覚がありました。

やっぱり基礎固めをしたことで、模試や過去問に出てくる応用問題がわかるようになって、解ける問題が増えたのが良かったかなと思います。

お母様:12月以降は、スイッチが入って前よりも本腰を入れ始めたなという印象でした。夕飯が終わったあとに自分で机に向かう時間が増えましたね。勉強のことに関しては本人次第だから、私は何も言わずにさりげないサポートに徹しました。

ビエイ:何もしないで結果が良くなるはずはないってことに、やっと気づいたんです。勉強の効率が良くなって、本気になるとここまで集中して勉強できるんだって驚きました。

受験までの心境で、印象的だったことはありますか?
ビエイ:宝木先生(教室長)が、私と同じくらいの点数の子がこの高校に入ったんだよと具体的な例を教えてくれたり、点数がこれくらい上がったよとか、ここが落ちたから頑張ろうねと数値で言ってくれたりしました。そのおかげで、やるべきところと点数が上がったところがわかったので、自信がついてやる気が出ました。

1月からは定期的に過去問をやってたんですけど、勉強したところの点数が上がっていって、結果につながったのがすごく嬉しかったです。

だから試験の当日は、不安もあったけど「ここまでやって来たんだから、やりきるぞ」って気持ちで臨みました。

お母様:私もなるようにしかならないと覚悟を決めて、あとは見守っていました。親としてやれることは、前の晩にカツ丼を作って送り出すくらいでしたね。

合格の瞬間は抱き合い喜んだ

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合格発表の瞬間は、どんな気持ちでしたか?
ビエイ:自分のスマホで見たんですけど、10分前くらいからすごいそわそわして。1回受験票探して、見つからなくてすごい焦ったんですよ。よし見るぞって。正座して薄目で最初見てて。

番号があった時に、立ち上がってキャーと声を発してました。それでお母さんに見せて、合格を確認して、抱き合って喜んでました。

お母様はどうでした?
お母様:私がキャーって言ったような気がする。この子は安堵の声で、「あったー」っていう感じだったんですけど、私はどれどれほんとに?って言って、スマホでこうやって見て、見て、確かにあったから、キャーって感じの。ほんとに自分が受かったように嬉しくなっちゃって。

試験を受けてから合格発表までの期間は生きた心地がしなかったので、ちゃんと番号があるってわかったら、自分が受かったように嬉しくなりました。

合格がわかってた後はどのようにされました?
ビエイ:宝木先生(教室長)にも直接言いたかったので、友達と一緒に塾が開く時間を待って行こうって。

でも、早く伝えたいなと思って。だから、2時くらいに行ったんですよ。友達と一緒に。「いないだろうな」と思いながら行ったら、塾に電気が付いていて。塾の前の交差点から走っていきました。

それで、塾の入り口を開けたら、宝木先生がわかってましたよ的に立っていて。

「受かりました」って言ったら、手差し出してくれて、握手して「頑張ったね」って言ってくれました。すごい自分が受かったことに喜んでくれてるし、よかったなって。合格を再確認できて本当に嬉しかったです。

将来は英語に携わる仕事をして、イキイキ輝く自分でいたい

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高校生活や、その先の人生も含めての目標はありますか?
ビエイ:明確な将来っていうのはまだ見えていませんが、英語に携わる職業に就きたいです。そして、周りに流されないで、自分の中心を持って元気に頑張る人になりたいです。

お母様:どんな国の人とも物怖じしないで関われるのがビエイの良いところだと思っています。高校でしっかり英語力を身につけて、色々な国の人と分け隔てなく接する、世界に羽ばたく人になって欲しいですね。ついつい期待しちゃうのが親なんですけどね。

とにかく諦めないで、自分らしく頑張って

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受験期の自分へメッセージを送るとしたら、何と伝えますか?
ビエイ:とにかく勉強してって。そして、最後まで自分らしく頑張って欲しいって言いますね。色々あったけど、ここまで来られたんだから、諦めないでって言いたいです。

ビエイさんにとって、自分らしくってどういうことですか?
ビエイ:周りに流されないで自分で意思を持って、自分らしく元気にいてほしいと思います。

お母様:天真爛漫っていうのがほんとにこの子にピッタリだと、ずっと思ってます。そのまま、変に色気づいたりとか物怖じしたりしないで、羽ばたいていってほしいです。

最後に、コノ塾へのメッセージがあればお聞かせください。
ビエイ:こんな私を高校合格まで導いてくれてありがとうございましたって言いたいです。あと、宝木先生(教室長)もそうだし、色んな先生方に励まされて勉強を頑張れました。コノ塾に入って、本当に良かったです。

お母様:コノ塾の先生方は、勉強の仕方や受験に豊富な知識を持っています。私たち親子が迷ったときにも、とても的確なアドバイスと志望校の提示をしてくださり、いつも助けられました。
勉強で結果を伸ばしてくれるのはもちろん、受験期の親と子のケアもしてくれるので、すごく助かって感謝しています。非常におすすめの塾です。

あとがき

模試で志望校になかなか成績が届かず、何度も悔しい気持ちを味わったビエイさんですが、「成瀬高校に行きたい」という強い想いを胸に頑張って、ついに合格を果たしました。

受験期に「無理かもしれない」と志望校を諦めかけたときも、母やコノ塾の先生たちが心の支えになったと言います。今回の受験で学んだ、諦めずに最後までやりきることの大切さは、きっと高校生活でも役立つはずです。

これからもビエイさんの持つ天真爛漫な自分らしさを存分に発揮しながら、世界で活躍する人になって欲しいと思います。

(写真: 土岐節子 書き手: 崎山めぐみ)