
「5教科も実技科目も全部『3』。定期テストは50点がほとんど」と当時を振り返る宗太(そうた)さん。
お母さまは「サッカーの練習に打ち込んでいてまったく勉強しないし、そもそも勉強の仕方が分かっていなかったと思う」と話します。
ですが、『コノ塾』に入塾してわずか2か月で、定期テストの点数が一気に110点アップ!“やればできる!”という自信を手にした宗太さんは、そこから志望校合格を目指し、常に前向きに取り組んでいきました。
さらに受験直前には苦手だった「地理」を克服。
最後の最後まで成績を伸ばし続けた高校受験について、宗太さんとお母さまに話を聞きました。
宗太(そうた)さんについて
▼基本情報
・合格校:東大和南高校(2023年4月入学予定)
・通っていた教室:『コノ塾』日野校
・入塾時期:中学3年・3月
・中学での部活:学校外のサッカークラブに所属(週5~6日)
▼入塾前・後での定期テストの変化
| 時期 | 英語 | 国語 | 数学 | 理科 | 社会 | 5教科 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 入塾前 | 56 | 50 | 74 | 76 | 49 | 305 |
| 入塾後 | 69 | 62 | 93 | 98 | 93 | 415(+110) |
▼入塾前・後での内申点の変化
| 時期 | 英語 | 国語 | 数学 | 理科 | 社会 | 5教科 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 入塾前 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 15 |
| 入塾後 | 3 | 3 | 4 | 4 | 3 | 17 |
| 変化 | - | - | +1 | +1 | - | +2 |
成績はオール3。そもそも勉強の仕方が分からなかった

── 『コノ塾』に入る前の成績はいかがでしたか?
宗太さん: 5教科も実技も全部「3」、定期テストの点数は50点前後が中心でした。
お母さま: もう全然だったよね……。
普段から勉強する習慣はなかったですし、そもそも勉強の仕方も分かっていない感じだったんじゃないかと思います。私もあまり口うるさく言わずにはいて、本人のやる気に任せていたんですが、なかなか本気にならない。このままの成績だと行ける高校がないんじゃないかと不安がありました。
宗太さん: 勉強をしないとまずいなとは感じていたけど、一方で「これから」と思っていたところもあって。これまでは週5でサッカークラブに通っていたので、中3になって少しずつ受験勉強の時間を増やしていけばなんとかなるんじゃないかな、と考えていました。
お母さま: 中2の終わり頃、塾を探していた時に幼い頃から家族ぐるみで仲良くしている同級生のお母さんから「うちの息子が『コノ塾』に入ったんだけど、すごく良いよ」と紹介してもらったんです。
都立入試専門の塾で、5教科見てくれて、個別指導で、価格も安い……と聞いて、体験授業を受けてみることにしました。
── どのような印象を持ちましたか?
お母さま: 最初に問い合わせた電話では、サッカークラブに通っているので授業時間が合わないんじゃないかと相談したら、教室長の山手先生から「スケジュールに合わせて授業を組んでいけると思うので、まずは面談と体験に来てみませんか」と言ってもらえて。その後、息子と山手先生と3人で面談をした時には、とにかく息子の話をたくさん聞いてくださったのが印象的でした。確か将来の夢について話してたよね。
宗太さん: 山手先生から「将来は何をやりたいの?」と聞かれて、水族館の飼育員と答えたら「すごくいいね!」と言ってくれて。
ちょっとしたやり取りだったけど、話しやすかったし、嬉しかったです。
お母さま: 親から見ていて、子どもの話の引き出し方がとても上手だったんです。
息子もあまり口数が多いタイプじゃないんですが、どことなくリラックスして話せている感じがあって。
もうこれは『コノ塾』にお任せするしかないと、入塾を決めました。
入塾2か月後、定期テストが110点アップ!数・理・社は90点台を達成!

── 『コノ塾』に通ってみて、良かったところは?
宗太さん: 映像授業を受けてみて、頭に入ってきやすいと感じました。
テキストを見ながら先生の説明を聞いていく授業スタイルとはまた違っていて、自分に合っていたように思います。
理解できていればどんどん次に進んでいけるし、もし分からなかったらすぐ近くにいる先生に質問して復習ができて。自分のペースで取り組んでいけるのが良かったです。
あとは、先生もみんなフレンドリーで話しかけやすかったのも大きかったです。
もし、「話しかけにくいな」と感じていたら、近くにいても質問はできなかったと思います。
休み時間になると、「最近どう?」と声をかけてくれたり、一緒にゲームや学校の話をしたり、塾に行くと楽しい時間を過ごせていたなと思います。
── 成績は変化しましたか?
宗太さん: 入塾して最初の定期テストで110点アップしました!
入塾前は5教科合計305点だったのが、415点になったんです。
実際にテストを解いている間も、「できる!解ける!」という手応えがあった。
これまでにない感覚でした。
お母さま: びっくりしたよね。
塾に入ってほんの数か月なのに、テストの点数が目に見えて変わって。
私自身も「あれ、これはやればできるんじゃない?」「頑張ればいけるんじゃない?」と希望を持てたのは、とても大きかったですね。
宗太さん: それから、『コノ塾』に通うようになって、学校より少し早い内容の予習授業を受けていたので、学校の授業がわかるようになりました。
これまでとは理解力が全然違っていたと思います。
お母さま: 成績はもちろんですが、息子の様子が変わったなとも感じていました。
以前よりも機嫌が良くなって、私に対しても突っかかる場面が少なくなったんです。
学校の授業が分からない、勉強ができない……というのは、口には出さなくても、やっぱり本人の中でも不安とかストレスがあったんだと思うんですね。
それが『コノ塾』に通うことで解決されて、勉強に自信を持てるようになったのかなと感じていました。
科目ごとに内申点の明確な対策を。数学と理科は「3」から「4」になり志望校が近づいた

── 志望校については、どのように考えていましたか?
宗太さん: 家から近い日野台高校に行けたらと思っていました。
サッカーもそれなりに強いし、勉強もできる高校だったので興味を持っていたんです。
でも、学力が全然届いていなくて……。
お母さま: 日野台高校は学力的に難しいかなと思っていましたし、私としてはもう少し離れた場所の高校に通って、これまでとは違う生活スタイルになるほうが良いんじゃないかなとも感じていました。
学校帰りに寄り道したり、友達と遊んだり……そこで得られるものがあると思っていたんです。他の高校も検討している中で、総合的に良かったのが東大和南高校でした。
宗太さん: 実際に学校説明会にも行ってみて、良い印象を持ちました。
先輩たちが校舎を案内してくれたのですが、みんな楽しそうにされていたんです。
サッカーも強いし、学力も頑張れば届くかもしれないと思えたので、東大和南高校を第一志望に決めました。
── 東大和南高校の合格に向けて、どのようなことを取り組みましたか?
宗太さん: 合格するためには内申点を上げないといけませんでした。
実は、『コノ塾』で勉強するようになって定期テストの点数は伸びたけれど、1学期の内申点はほとんど上がらなかったんです。
お母さま: 90点台を取っているのになんでだろう…?という話は家でもしていて。
普通だったら「4」はもらえそうだよね、って。
でも山手先生とも話をする中で、授業態度とかレポートや課題の提出なども評価に入っていて、息子の場合、そこで落としていることが分かりました。
宗太さん: それぞれの科目でテスト後の振り返りやレポート提出があるんですけど、どうしてもやる気にならなくて……前日ギリギリに簡単に書いて出すことが多かったんです。
山手先生と面談をして「東大和南高校を本気で目指すのであれば、自分がどの科目なら頑張れるか?を考えて、行動を変えてみよう」という話をしました。
── 具体的にはどのような取り組みを?
宗太さん: 面談の中で、まずは内申点が上げられそうな科目をピックアップして具体的に何をすればいいのかを書き出していきました。
たとえば「数学」なら、授業で学んだことを自分なりにまとめてレポートを提出するのですが、きちんと時間をかけて取り組むようにしました。
「英語」は小テストがあるので、そこで確実に点数が取れるよう勉強して臨む、「音楽」や「体育」は授業後のレポートがあるので、雑に作成せずまじめに取り組むようにしていきました。
力をいれる科目を限定して、具体的にこれをやろう!と目標を決められたのは、すごく良かったと思います。何をどうすればいいのかが明確になって、取り組みやすかった。結果、2学期の成績では数学と理科が「3」から「4」に上がって、合格に少し近づいたように感じました。
志望校は下げない。「合格への自信」を少しずつ手にしていたから

── 入試に向けて不安はありませんでしたか?
宗太さん: 余裕で合格できるとは思っていなかったけれど、東大和南高校に行きたい気持ちは変わらなかったです。
冬頃からは塾で毎週都立の過去問に取り組んでいて、点数も確実に伸びていたので、それも自信につながっていったように思います。
山手先生も、「大丈夫、絶対いけるよ」といつも励ましてくれていたので、自分の中でも合格する気持ちで勉強に向き合えたんだと思います。
お母さま: 私は、正直いうとギリギリまで不安に感じていたところはありましたね。
出願はしたものの、「東大和南高校で大丈夫かな?1つ下げたほうがいいんじゃないのかな……」と迷っている気持ちはありました。
本人に「変えなさい」とは言わなかったけれど「まだ変えられるよ?」という話はしていました。
けれど、本人は「諦めてないから」って言うんです。
そこは絶対に意志を曲げなかった。
最後、入試1週間前ぐらいに山手先生からお電話をいただいたのですが、そこでの話を聞いて、私もすごく納得できました。
── どのような内容だったのでしょう?
お母さま: これまで都立入試の過去問を解いてきたけれど、最後だけ基準点に3点足りなかったと教えていただいて。
「最後の1週間になると、あれもやればよかった、これができなかった……といろいろ悔やんでしまうのですが、宗太くんはやれることは全部やりました。お母さんも自信を持って応援してください」と言ってくださって。
そのときに、私もはじめて「あ、これまで合格が見えるぐらいの点数は取れていたんだ」と知ったんです。
息子もそこまで細かい話はしてくれないので、その言葉を聞けて本当に安心しましたし、本当に嬉しかったですね。
息子が「諦めてないから」と言っていた理由が分かって、本人の挑戦をしっかり応援できたように思います。
入試直前まで、自分に合った指導で成績を伸ばしてくれた

── 入試当日はいかがでしたか?
宗太さん: 少し不安だったんですが、最初の国語で手応えを感じられて、そこから安心して他の科目も受けることができました。
入試後に自己採点してみたら、基準点を超えていたので、たぶん受かったんじゃないかな、と思っていました。
とくにできたと思えたのは、社会の地理です。
これまでずっと苦手科目で、合計点の足を引っ張っていました。受験の1週間前ぐらいに山手先生と地理が弱いことについて話をしていて、「新しく何かをやるのではなく、今まで使ってきた地理のテキストを全部やり直しておく方法もあるけど、どうする?やっておきたい?」と提案されて。「ただ、200ページぐらいあるから入試までの残りの時間で全部解くとなると、1日20ページはやらないといけないけど、やれる?自分で決めていいよ」と言われました。
そこで僕はやると決めて、その日から取り組んでいって入試前には全部やりきったんです。
入試では、地理の問題は1問間違いだけ。これまでにない高得点を取ることができて、すごい効果があったなと思います。
お母さま:「地理が苦手なので、そこをやっていく」という話は聞いていたけど、そこまでやっているとは知らなかったです。よくやり切れたね。
宗太さん: 自分で決めたのも大きかったと思う。先生や親からやりなさいと言われたんじゃなくて、自分でやると決めたから最後までできたのかなと思ってます。
お母さま: いつだったか山手先生との面談で、宗太さんはこちらからやれやれ言うのが良くないタイプだと思うと言われたことがありました。
「満点じゃなかったけど、これでいいの?」
「解決したいなら、こういう方法があるけどどうする?」
みたいな会話をしているとお話をしていて。
「自分で決めたこと」にしたほうが、やる気が引き出されるし、頑張れるタイプだと分かっていらっしゃったんでしょうね。
成績が伸びたことももちろんですが、息子の性格に合わせてやる気を引き出すようなアプローチを常にしてくださったり、自信が持てるような言葉をかけてくださったりしたことが、素晴らしかったなと思っています。
── そして、第一志望に見事合格、おめでとうございます!どのような高校生活を送りたいですか?
宗太さん: 高校ではサッカー部に入ると思います。
部活も思い切り頑張りたいし、勉強もしっかり取り組みたい。
大学受験を目指すと思うので、高1から気を抜かずに両立を目指したいと思います。
お母さま: 中学では1年・2年とまったく勉強をせずに過ごしてしまったので、高校ではそこの反省点を活かしてもらえたら良いなと思いますね。
それ以外は、もう自由に楽しんだらいいんじゃないでしょうか。
高校生活を存分に満喫してもらいたいですね。

山手教室長からのメッセージ

自分で決めたことは絶対に諦めない。最後までやりきる強さをもっている宗太さん。
印象に残っているのは、受験1週間前の頑張りです。
地理が弱点で克服したいという宗太さんに、私からは「こういう解決策があるけど、どうする?」と提案をしました。それは、なかなかハードな内容だったのですが、宗太さんは「やります!」と宣言し、そしてきっちり全部やり切った。
入試直前まで確実に成績を伸ばしていった姿が本当に素晴らしかったと思います。
高校生活も「自分がどうしたいか?」「自分はどうすれば頑張れるか?」と自分自身の気持ちを大切にして、「やればできる!」と自信になったこの経験を活かし、これからの人生も「なりたい自分」になってほしいと思います。
自分で勝ち取った合格、おめでとうございます!
高校生活を思い切り楽しんでください!
(写真: 尾上恭大/書き手:奥澤千夏)
※掲載内容は2023年3月時点の情報です。