小金井北高校に合格したゆい(仮名)さん。
受験を通じて勉強の楽しさを知り、最後まで自分の目標を貫き通して見事第一志望校の合格を勝ち取りました。そんなゆいさんに、合格までの道のりを振り返ってもらいました。
ーーまずは簡単に自己紹介をお願いします。
ゆい:家族は父・母・妹の4人家族で、妹が大好きです。性格としては、友達には「冷静だね」とよく言われますね。普段から落ち着いていて、あまり感情を表に出すタイプではないみたいです。でも、「リーダーシップがある」とも言われるので、周りをよく見ている性格なのかなと思います。
ーーありがとうございます!妹さんが大好きなんですね。
ゆい:妹の前ではめっちゃ優しいらしいです。
ーー何か趣味はありますか?
ゆい:読書と手芸です。特に刺繍が好きで、小学4年生からやっています。部活でも週2回やっていましたし、受験期でも時間があれば手を動かしていました。絵を描くよりも自由に表現できるのが楽しいんです。
高校選びの決め手は「理学療法士になるため」
ーー小金井北高校を目指した理由を教えてください。
ゆい:自転車で通える範囲で、自分の将来の目標である”理学療法士”に近づける高校を探していました。その中で、小金井北高校は都立大学の理学療法学科への進学実績があったんです。調べたら、実際にその学科に進学した先輩の話がパンフレットに載っていて、「ここなら理学療法士になれる道が開ける!」と思いました。
ーー理学療法士を目指したきっかけはなんですか?
ゆい:小学校6年生のとき、「仕事図鑑」を読んでいたら、たまたま理学療法士のページで手が止まりました。リハビリや高齢者施設でのサポートができる仕事だと知って、「こういう仕事があるんだ!」と興味を持ちました。昔から人の役に立つことが好きで、怪我をした人やご高齢の方を支えたいという気持ちがあったので、「これが自分のやりたいことだ!」と思ったんです。
コノ塾での学習スタイルの変化——「もっと点数を取りたい」
ーー学習についてお伺いしたいのですが、コノ塾に入る前の勉強の状況はどうでしたか?
ゆい:正直、ワークをやれば勉強終了だと思っていました。ワークさえ提出すればそれでOKというスタンスで、それ以外の勉強は何もしていませんでした。勉強意欲も低くて、「点数が悪くてもまあいいか」と、どこかで諦めていたんです。
ーーそんな中、塾に入ろうと思ったきっかけはなんですか?
ゆい:中学1年生の2学期のテストで、前回のテストで悪かった社会に力を入れて勉強したら90点以上取れたんです。でも、社会以外の科目がボロボロで、60点台や50点台ばかり……。「これはまずい」と思い、勉強時間を均等に確保するために塾を探し始めました。ちょうどその頃、コノ塾のチラシをもらって体験授業に参加したんです。
ーー体験授業の印象はどうでしたか?
ゆい:教室長がすごく明るくてポジティブで、「この先生に教わったら、勉強が楽しくなるかも」と思いました。それに、映像授業だったので、わからない部分があれば、動画を巻き戻して見ることができるのがよかったです。そこで「これなら自分でもやれるかも」と思い、入塾を決めました。
ーー実際にコノ塾に入ってからの勉強は、どうでしたか?
ゆい:ワークだけでなく、塾のテキストをやり込むようになりました。問題をしっかり読む習慣がついて、応用問題にも対応できるようになったんです。勉強時間も増えて、自然と「もっと点数を取りたい」と思うようになりました。
受験までの道のり〜ずっと嫌だった受験勉強
ーー勉強が楽しくなった瞬間はありますか?
ゆい:初めて数学で5を取ったときですね。それまでは数学が苦手で、自信がなかったんです。でも、コノ塾の先生のアドバイス通りに勉強していたら、だんだん問題が解けるようになって、テストでも結果が出ました。そのとき、「頑張ったらちゃんと成果が出るんだ!」って実感しました。
ーーコノ塾の先生から、どんなアドバイスがあったんですか?
ゆい:出題する学校の先生が、どういう問題を出してくるかを意識するように言われました。そこから「こういう問題が出そうだからここを勉強しておこう」っていう対策ができるようになってきたので、点数が上がったと思います。授業プリントも何の答えを求められているのかを考えるようになったので、先生が求めてる答えを自分の中で出せるようになりました。
ーー成績も上がって、受験勉強は楽しめましたか?
ゆい:受験はずっと嫌でした(笑)結果が出るのが嫌で。合否が出るじゃないですか。だから、今まで頑張ったのにもし不合格だったら「意味ないやん!」って感じになってしまうのが嫌でした。
ーーそうなんですね。
ゆい:不安が和らいだのは、VもぎでA判定を取れるようになった11月・12月ごろですね。その時に『もしかしたらいけるかもしれない』と思うようになりました。模試で80点台を取れるようになったことで、残りの20点をどう伸ばすかを考えるようになりました。受験のためではなく、自分自身の成長のために勉強しようという意識に変わったと思います。
「間違えてOK!」——コノ塾の教室長の言葉が支えになった
ーーコノ塾の教室長は、どのような存在でしたか?
ゆい:毎回模試の結果が出るたびに面談をしてくださっていました。初めての面談では「このままじゃ厳しい」と言われて、かなり焦りました。でもその時、教室長が「ここを強化すれば大丈夫」「次回までの勉強の計画を立てよう」と具体的なアドバイスをくれたので、次にやるべきことがはっきりしました。
授業中でも、問題に詰まっていたら先生の方から声をかけてくれて、わからないところを教えてくれました。すぐに疑問を解決して、やり残しをなくせることが大きかったです。
ーー印象に残っている教室長の言葉はありますか?
ゆい:「本番で結果を出せばいいんだから、今はどんどん間違えてOK!」と言われたことです。過去問演習で思うように点が取れなくて落ち込んでいたときに、そう言ってもらえて気持ちが楽になりました。「わからなかったところを完璧にしよう」と言ってくれて、その単元の動画を見直したりとか、一緒に対策を考えてくれたので、すごい安心して、まだ自分にはできることがあるんだなと思いました。
ーーコノ塾での学習の良かった点を教えてください。
ゆい:一番よかったのは映像授業です。授業を聞いていてわからない部分があれば、すぐに巻き戻して見直すことができるので、自分の理解が追いつくまで繰り返し学習できました。授業のペースに置いていかれることがなく、自分のペースで勉強を進められたのが安心でした。
それに加えて、模試の結果を活用した指導がとても役立ちました。模試のたびに教室長が細かく分析して、「この単元の理解が足りないから、次はここを強化しよう」と具体的にアドバイスをくれました。自分では気づけなかった苦手分野が明確になり、効率よく勉強することができたと思います。
「最後の追い込み」ーー過去問演習と入試当日の挑戦
ーー入試直前は、どのような取り組みをしましたか?
ゆい:コノ塾で過去問演習があったので、それに取り組みました。
ーーコノ塾の過去問演習のサポートはどうでしたか?
ゆい:過去問を解くたびに、教室長が細かくフィードバックをしてくれたのが本当に助かりました。単に「点数が低かった、高かった」ではなく、解答の仕方や時間配分についても具体的なアドバイスをもらえました。例えば、数学の問題を解くときに「この順番で解いたほうが時間を短縮できるよ」とか、「このミスは焦って読み飛ばしているから、見直しの時間を確保しよう」といった指摘をしてもらえたので、次のテストや模試でしっかり意識して取り組むことができました。
あと、過去問を解いた後の振り返りの時間も充実していました。教室長と一緒に、「なぜこの問題を間違えたのか」「どうすれば次に同じミスを防げるか」をじっくり話すことで、問題の解き方のコツがつかめるようになりました。本番では、この振り返りで学んだことがしっかり活かせたと思います。
ーー入試当日は、どんな気持ちでしたか?
ゆい:朝起きた時に、「ついにこの日が来た」って思いながら目が覚めました(笑)でも今までやったことを信じてやるしかなかったので、向かう時はそわそわしてたんですけど、学校に入って、自分の机に着いた時には適度な緊張感で望めていたと思います。倍率も高かったんですけど、なんか自分の中で、「この教室の中の半分以上になれば合格できる」って思って。無理やり不安を対抗心に変えて挑みました。
ーー当日の手応えはどうでしたか?
ゆい:全然なくて。社会の形式がちょっと変わってて、今までの過去問の形式とはちょっと違ったので、全然力を出しきれたって感覚がなかったです。凡ミスもあったといえばあったので、落ちたかもって思って1週間過ごしてました。
合格発表の瞬間
ーー合格発表の日、どんな気持ちでしたか?
ゆい:めちゃくちゃ緊張しました。朝からそわそわして、ご飯も食べられなくて……。発表の時間になっても、なかなか画面を開けませんでした。
ーー実際に合格を知ったときは?
ゆい:画面に「合格」と表示された瞬間、信じられなくて何度も見直しました。そして、「やったー!」って叫んで、家の中を走り回りました(笑)すぐに親戚にもLINEして、『受かった!』と報告しました。
ーー塾に合格の報告をしたときの様子はどうでしたか?
ゆい:すぐに塾に電話しました。最初は興奮して「受かりました!」って叫んだんですけど、話しているうちに、不安から解放されたのと、受験から解放された嬉しさで涙が出てきちゃって……。先生もすごく喜んでくれて、「よく頑張ったね!」と言ってもらえて、本当に嬉しかったです。
「コノ塾で得たもの」ーー勉強の楽しさと人とのつながり
ーーコノ塾に入る前と後で、何か変わったことはありますか?
ゆい:人と話すのが楽しくなりました。勉強の話題でも話すのが楽しいって思うようになりましたね。「塾が楽しい」っていうと、周りの友達にもびっくりされるんですが、私は塾が楽しかったです。それもあって前より明るくなったと思います。
ーー受験勉強を通じて、自分の中で変わったことはありますか?
ゆい:いっぱいありますね。「勉強をすることが苦じゃない」のがわかった。「成果は絶対ついてくるから、何事もちゃんと向き合って全力で頑張ろう」って思うようになった。そして何より「常に人に感謝する」ようになりました。
私が受験を乗り越えられたのも、塾・家族など周りの人のおかげだし、いっぱい支えてもらいました。不安もあったので、多分イライラしてたことも多かったとも思うのですが、それを「大丈夫、大丈夫」ってずっと励ましてくれてたので。「自分だけじゃない」ということをしっかり理解しました。
ーー勉強に対する意識は変わりましたか?
ゆい:変わりましたね。勉強ってただの作業じゃなくて、理解することが大切なんだと気づきました。最初はワークを終わらせればそれで勉強は十分だと思っていて、その他の勉強はほとんどしていませんでした。でも、塾に入ってからは解き方や考え方を学ぶことで、問題を解くこと自体に楽しさを感じるようになりました。
ーーコノ塾は卒業になってしまいますが、どんな気持ちですか?
ゆい:今までは塾に来て先生と話して、勉強してっていうのが当たり前の環境でした。塾がなくなって、家族や学校以外でなんか頼れる人がいなくなるんだなと思うとちょっと不安です。
ーー高校生活への意気込みは?
ゆい:都立大学の理学療法学科に進学するために、引き続き勉強を頑張ります。でも勉強を頑張ると同時に、やっぱり青春が高校生の醍醐味だと思うので、それを満喫していきたいです。
ーー本日はありがとうございました!