【目黒高校 合格体験記】D判定からの逆転合格!1ランク上の高校を目指した受験ストーリー

公開

Image

ーー最初に自己紹介をお願いします。

カズヒラさん(仮名):カズヒラです。趣味は野球です。他にもスポーツは大体好きですね。担任の先生からは「勝手に周りの人たちが集まってくる性格」と言われました。

ーーお母様から見て、カズヒラさんはどのような性格ですか?

お母様:割と生真面目なんじゃないかなと思ってます。その反面、ちょっと詰めが甘いことが多いですね。でも今回の受験に関しては、最後まで頑張ったかなと思います。

コノ塾での最初の変化〜過程を重視し始める

ーー塾を探し始めたきっかけはなんですか?

カズヒラさん:中学時代は部活動に打ち込んでいたため、もともと塾に通う予定はありませんでした。中3の6月に部活を引退して、1学期の期末テストの成績が予想以上に悪かったことがきっかけで、受験に向けた対策の必要性を強く感じるようになりました。

ーー成績はどのくらいだったんですか?

カズヒラさん:2年生の最後のテストが5科目で380点くらいだったのです。それで3年の1学期は400点を取る気だったのに、350点くらいしか取れませんでした。ーーコノ塾に最初に行かれた時の印象はどうでしたか?

お母様:教室長の先生が、すごく距離を詰めるのがうまくて。子どもの気持ちをうまく乗せてくれる先生だなと思いました。

カズヒラさん:学生時代は自分と同じ野球部だったとのことで、話は盛り上がりましたね。

ーーコノ塾に入塾してから勉強のスタイルに変化はありましたか?

カズヒラさん:問題を解くときに「正解できたかどうか」だけでなく、「正解にたどり着くまでの過程が正しいかどうか」を重視するようになりました。コノ塾の授業の先生が、一つ一つ問題の解法を細かく1個ずつ説明してくれたんです。その教え方がそういう発想にさせてくれましたね。

志望校の決定〜D判定で感じた焦り

Image

ーー目黒高校を志望した経緯について教えてください。

カズヒラさん:1学期の内申が出てからコノ塾の先生と話して、現状の成績と解けている問題の状況を照らし合わせて、「このくらい点数が伸びそうだから、このくらいの高校も見ておいた方がいい」と紹介されたのが目黒高校でした。それまではもう少し下のレベルの高校を目指していたのですが、紹介してもらってから、8月くらいに見学に行きました。

ーー見学されてどうでしたか?

カズヒラさん:雰囲気は友好的でしたね。また、基本進学に力を入れている学校なのですが、野球部については「特別強化指定部活動」みたいなのに指定されていました。先輩方が皆さんかなり一生懸命取り組まれてて、話してみたら”楽しい”とおっしゃっていたので、いいなと思いましたね。

ーーその頃の内申点はどうでしたか?

カズヒラさん:夏休み前の定期テストが350点で、内申も良くなかったのですが、そこから国語が1だけ上がりましたね。あと副教科も1上がりました。少し距離は近くなりましたが、まだ目黒高校には届かない水準でしたね。

ーー模試の成績はどうでしたか?

カズヒラさん:模擬試験では12月までずっと点数が取れておらず目黒高校の判定は当然のようにD判定でしたね。でもコノ塾のカリキュラムは、2学期の期末が終わるまでは定期テストの対策に集中し、1-2月に入試対策を詰めまくるカリキュラムなので、その時点で判定が悪いのは当然だと思っていました。

ーー不安はなかったですか?

カズヒラさん:とはいえ焦りましたね。普通に考えたらこのままだと落ちるのでは、と思いました。

ーーその不安はどのように解決されましたか?

カズヒラさん:コノ塾の先生と話しました。取れているべき問題、つまり入試本番で確実に取らなければならないレベルの問題の正答率が低かったため、そこをしっかり対策すれば、合格ラインまで持っていける、と言われました。それで、まずはそこを目標に頑張ろうと思いました。

入試対策コースで感じた手応え〜「問題が簡単になっている」

Image

ーー直前の入試対策コースはどうでしたか?

カズヒラさん:テキストはめちゃくちゃ良かったです。入試対策コースが始まる前までは、できるだけ多くの種類の問題に手をつけ、知識を広げていくことが正解だと思っていました。

しかし、入試対策コースでは、問題の種類はそれほど多くなく、同じ問題を繰り返し解くことが重視されていました。大切なのは、同じステップを踏んで正解にたどり着けているかどうか。その過程を繰り返すうちに、正解に至るまでの正しい道筋を意識しながら解けるようになっていきました。

ーー気持ちに変化はありましたか?

カズヒラさん:入試対策コースが始まる前までは、入試の問題はとても難しいものだというイメージがありました。しかし、このコースでは「難しい問題をいかに簡単に捉えるか」という方法が解説されていて、それに従って解いてみると、意外と解けることに気づきました。結局、問題に慣れることが大切で、特に都立の入試は毎年同じ形式で出題されるため、形式に慣れてしまえば、知識が多少不足していても対応できると感じました。

ーー模試の成績は上がりましたか?

カズヒラさん:はい、1月の模試では、目黒高校でB判定を取ることができました。

ーーどういったお気持ちでしたか?

カズヒラさん:問題を解いていく中で、「問題が簡単になっている」と思いました。判定を見た時は「A判定じゃないのか」という気持ちが強かったですね。先生が「点数的には十分射程圏内だよ」と言ってくれて少し安心はしましたが、自分の感覚としては、「もっと頑張らないとな」と思いました。

ーー塾の先生は、どのような話をされていましたか?

カズヒラさん:先生は、ずっと「カズヒラさんなら目黒に行けるよ」と、どんな成績でも言ってくれていました。「ほんとかよ」って思うこともありましたが、先生は経験も長いしプロなので、本当に行ける範囲にはいるんだろうな、と思ってましたね。

ーーお母様はどのように感じられていましたか?

お母様:夏に目黒高校を見学し、先生からも「内申的に射程圏内だから狙ってもいいのでは」と言われたことで、本人も目黒高校を目標にしていました。しかし、12月の模試の結果が悪く、不安が募りました。1月の模試では結果が良くなったものの、それでもB判定で、安心できる状況ではありませんでした。都立では一校しか受験できないため、「もう少し安全な選択肢も考えたほうがいいのでは」とも思ってましたが、それでも本人は最後まで「目黒高校に行きたい」という強い意志を持っていたので、不安はありつつも、「じゃあ、頑張って!」と背中を押す形になりました。

ーーなぜ目黒高校に強いこだわりがあったのですか?

カズヒラさん:もう少し合格する可能性の高い高校に変えることも検討したのですが、考えた末に、よりレベルの高い環境に身を置きたいと思いました。僕自身、結構周りに流されやすいタイプで、例えば野球の練習でも、周りがあまり声を出していなかったり、全力疾走していなかったりすると、自分も自然と動きが鈍くなってしまう感覚があります。それは野球に限らず、勉強や日常生活でも同じで、周りの人たちの意識が高ければ、自分もそれについていこうと頑張ることで、自然と普通の人より意識の高い生活が身につくんです。だからこそ、少しでもレベルの高い環境に行きたいと強く思っていました。

Image

ーー直前の過去問演習の成績はどのくらいでしたか?

カズヒラさん:4回やったのですが、全部悪かったです。合格点に50点くらい届いていませんでした。

ーーどう思いましたか?

カズヒラさん:やばいなって思いました。でも、毎日ちゃんと5教科、本番に向けての勉強をして、自分がまだ身についてない知識をやり直す。そういったやること自体は変わらないので、それに取り組みました。

ーー先生とはどんな話をしましたか?

カズヒラさん:コノ塾の先生には、「取らなきゃいけない問題、取らなきゃいけないレベルの問題がちゃんと取れていないから、まずそこをしっかりやろう」と言われました。だから、もう一度模試の問題を解き直して、確実に取れる問題はしっかり取れるようにするために取り組みました。捨てる問題があってもいいという話もしましたね。このレベルの高校を目指しているなら、入試本番でこれくらいの点数が必要で、そのためには「この問題は捨ててもいい」と。今振り返ると、その考え方がよかったなって本当に思います。

「落ちなくてよかった…」〜入試の手応えと合格の安心

Image

ーー受験前日はどのように過ごしていましたか?

カズヒラさん:2016年か2017年の過去問を丸々1回解きましたね。前日に英語の問題を丸々解いておくと、翌日にちゃんと点が取れるっていう、自分なりの特徴が分かっていたから、それをやりました。緊張はマジでしなかったですね。ちゃんとパフォーマンスを発揮できるように、夜はしっかり寝て、翌朝万全な状態で起きられるようにしようと思いました。

ーー当日はどういう気持ちでしたか?

カズヒラさん:当日も緊張はしませんでしたね。問題の形式に慣れていたので、習った通りの手順で解けばいけるかなと思っていました。

ーー当日の手応えはどうでしたか?

カズヒラさん:ボーダーかなと思いましたね。合格の可能性も不合格の可能性もあるなと思いました。

そのあとコノ塾に自己採点をしに行きました。点数的には目標の点数は取れたかな、というレベルでした。先生も「これで落ちたら、よっぽど受けに来た人たちが優秀だっただけだよ」って言ってました。でも、そんなに余裕な顔をしていていいのかなとはちょっと思いました。

――いよいよ合格発表の日ですが、当日はどんなふうに過ごして、どんな気持ちで合格を確認しましたか?

カズヒラさん:朝はいつも通り、7時くらいに起きました。ネットで合否が確認できるんですが、僕は事前に「ネットでは見ない」と決めていたんです。よくドラマとかであるじゃないですか。掲示板で合格発表を見るシーン。あれを人生で一度は経験してみたくて、9時の学校の掲示板を直接見に行こうと決めていました。

――9時の掲示板を見る前、どんな気持ちでしたか?

カズヒラさん:正直、この時は緊張しましたね。でも、それよりも「落ちていたら私立の手続きを早くしなきゃ」「受かっていたら都立の手続きをしなきゃ」とか、合否が分かった後の行動のことを考えていました。だから、結果がどうなるかを気にする気持ちは、他の人と比べると少なかったかもしれません。

――掲示板はお母さんと一緒に見に行ったんですか?

お母様:いや、私は一緒には行きませんでした。掲示板を見た後に、制服の採寸や入学手続きがあるので、親も学校に行く必要があるんです。ほとんどの人は先にネットで結果を確認してから来るので、私は「8時半にネットで確認しようかな」と思ったんですが、息子が「俺が一番最初に知りたいからダメ」と言うので、私は近くのスターバックスで待機して、息子が掲示板を見に行くのを見送りました。

――では、お母さんと別れて、いざ掲示板へ。どんな気持ちで向かいましたか?

カズヒラさん:無心でしたね。特に「受かってるかな? 落ちてるかな?」と考えることもなく、ただ掲示板を見に行きました。

――掲示板にはどんなふうに結果が貼り出されていましたか?

カズヒラさん:受験番号がずらっと並んでいて、合格者の番号が書かれていました。そして、自分の番号を見つけたんです。「あ、あった」と。

――人生で一度は体験したいと思っていた“掲示板での合格発表”を実際に経験して、どう感じましたか?

カズヒラさん:「受かって嬉しい!」というよりは、「落ちなくてよかった…」という気持ちのほうが大きかったです。

――それはなぜですか?

カズヒラさん:もし落ちていたら、私立の併願校に行くことになっていたんですが、そこには正直あまり行きたくなかったんです。だから、「受かってよかった!」というより「落ちなくてよかった…」という安心感が大きかったですね。

――掲示板を見た後、お母さんにどんなふうに報告しましたか?

カズヒラさん:掲示板を見た後、すぐに母に電話して「お母さん、来て」って呼び出しました。

――お母さんは息子さんの合格を知って、どんなお気持ちでしたか?

お母様:本当にずっと勉強していたので、報われてよかったなという気持ちでした。学校が終わったらすぐ塾に行って、授業だけじゃなく自習もしていました。家が近いのに、「往復する時間がもったいないから」と言って、コノ塾で過ごすことを選んでいました。

どこの高校に行っても、楽しくやってくれればそれでいいとは思います。でも、目標に向かって努力して、それがちゃんと結果につながったことが嬉しかったですね。

――合格して、今どんな気持ちですか?

カズヒラさん:結局、将来のことや大学進学、その先のことを考えたときに、どれだけ良い高校に進学しても、その高校で最大限努力しなければ、自分のなりたいものにはなれないと思います。それは、周りの先生や学校の先生、大人たちからもよく言われていました。

だから、高校に合格してもちろん嬉しいですが、それ以上に「受かったからには、もっとちゃんとやらなきゃいけないな」という気持ちが強いです。

スポーツ×データの世界へ——目指すはスポーツサイエンティスト

Image

――将来の夢は何ですか?

カズヒラさん:スポーツサイエンティストになりたいんです。特に野球のデータ分析に興味があって、打率や打球方向、このバッターはどの球種が得意か、チームの戦略としてどんなプレーが多いのか、そういう統計を見るのが好きなんです。たとえば、バントが多いチームとか、盗塁をよく仕掛けるチームとか。データを使ってチームの戦略を立てたり、選手のパフォーマンス向上に役立てたりする仕事に憧れています。

――スポーツサイエンティストになりたいと思ったのは、いつ頃ですか?

カズヒラさん:もともと中学2年生の初めに「将来の夢を考えよう」という機会があって、そのときに「野球に関わる仕事がしたいな」と思ったんです。そこからいろいろ調べていくうちに「データサイエンティスト」という職業を知って、「これは面白そうだな」と思ったんです。でも、この仕事に就くにはその分野において十分な知識やスキルを身につけることが必要で、厳しい世界なんですよね。

――高校選びの際、その夢はどれくらい影響しましたか?

カズヒラさん:データサイエンティストになるには、やっぱり高いレベルの大学を目指さなきゃいけない。そのためには、高校のレベルも重要になると考えました。

お母様:でも、それは学校のレベルというより、結局は「そこでどんな人たちと学ぶか」が大事ですよね。

カズヒラさん:そうなんです。結局、自分が努力しなかったら意味がない。でも、周りの意識が高い環境にいれば、自分も自然と高いレベルの勉強ができるようになるんじゃないかと思いました。だから、できるだけ高いレベルの高校を目指そうと思ったんです。

――データサイエンティストになりたいという気持ちは、中3のときにさらに強まったんですか?

カズヒラさん:そうですね、中3のときに「本気で目指したい」と思いました。野球に関わる仕事がしたいという気持ちは変わらなかったので、それならデータ分析を活かせる仕事に就きたいと考えるようになりました。

――高校生活では、どんなことに取り組みたいですか?

カズヒラさん:部活ももちろん頑張りたいですが、あくまで勉強が最優先ですね。高校は中学と比べて、より将来を意識する場なので、勉強も、部活も、やるべきことをしっかりやりたいと思っています。大学受験を考えたときに、勉強は絶対に欠かせない要素なので、最低限しっかり取り組まないといけないと思っています。周りの環境に流されやすい自分だからこそ、意識の高い環境で学ぶことが大事だと感じています。

合格を経て変わった勉強への意識と、先生への感謝

Image

――入試を経験して、勉強に対する意識や考え方は変わりましたか?

カズヒラさん:都立の問題に関しては「できるようになったな」という実感があります。都立の問題なら点数が取れるという自信はつきました。ただ、違う形式の問題が出たときに解けるかと言われると、まだ怪しい部分もあって。結局、都立の問題に慣れただけで、根本的に「頭が良くなったか」と言われると、実はそうでもないんですよね。

お母様:じゃあ、次のステップとしては、何をするの?

カズヒラさん:まずは中学校の内容を全部ちゃんと覚えているか確認することですね。中学の教科書に書かれていることでも、まだ知らないことが結構あると思うので。

――お母様から見て、この1年間で変わったことはありますか?

お母様:もともと勉強する時間はしっかり確保する子だったんですが、点数が伸び悩んでいたんです。でも、塾での学習を通して、自分で勉強する習慣を保ちつつ、先生に質問しながら効率的に学ぶことができるようになったと思います。

また、今までは学校の先生に聞けば何とかなると思っていたかもしれませんが、コノ塾では映像授業と個別指導が組み合わさったようなスタイルだったので、自分で学習する習慣がしっかり身についたことが大きかったですね。

――受験を終えて、勉強の習慣が変わったと感じますか?

カズヒラさん:最初、受験が終わったあとに、友達とゆっくり買い物に行ったんですけど、そのとき、なんか変な感覚になったんですよ。

「解放された!」とは思ったんですけど、「あれ? 本当に勉強しなくていいの?」って。なんか、いつもと違う感じがして、少し気持ち悪かったんです。

――勉強についての考え方が変わったりはしましたか?

カズヒラさん:勉強のやり方が分かってきた、という感じです。1つの問題や問題集をしっかり極めること。問題を解くための道筋を、自分の頭の中でしっかり理解すること。それが、勉強ができるようになるための大事なポイントだと理解しました。

――受験対策の授業や取り組みを振り返ってみて、「こんな人にはコノ塾がおすすめ!」というのがあれば教えてください。

カズヒラさん:コノ塾は、効率的に点数・成果に繋げられる学習を進められる塾だと思います。だから、効率よく合格を目指したい人にはおすすめです。また、中3の1年間って、受験生である前に「中学生」でもあるじゃないですか。残りの中学生活を、勉強だけに費やしてしまうのはもったいないとも思います。ちゃんと部活もやりたいし、学校生活も楽しみたい。友達とも過ごしたい。だけど、高校受験はどうしてもこだわりたい。そんな人には、コノ塾が合っていると思います。

――本日はありがとうございました!