友達と同じ高校を目指したからこそ、負けたくなかった。勉強が苦手だった自分が、気づけば自分から勉強するようになっていた。
中学3年の7月にコノ塾に転塾してきたコタロウさんは、苦手だった英語や社会に向き合い、見事、阪南高校への合格を勝ち取りました。
友達に誘われて入った塾で、何が変わり、どうやって合格を掴んだのか。その素顔に迫りました。
——まず、簡単に自己紹介をお願いします。
コタロウさん:コタロウです。趣味はゲームで、特にフォートナイトやスマブラを友達と一緒にやるのが好きです。中学ではサッカー部に入ってたんですけど、高校では気持ちを切り替えて、バレーボールをやってみようかなって思ってます。自分の性格は、あんまり弱音を吐かないタイプだったんですけど、受験を通して少しずつ周りに頼れるようになったかなって思ってます。
——サッカーからバレーボールに変えるのですね!
コタロウさん:はい。中学ではずっとサッカーをやってたんですけど、高校ではちょっと新しいことに挑戦したくて。バレーは中学に部活がなかったんですけど、もともと少し興味があったんです。アニメの「ハイキュー!!」を見たのがきっかけで、「バレーってかっこいいな」って思うようになりました。それに、テレビでプロの試合を見たりして、どんどんやってみたい気持ちが強くなって。高校でバレー部があるって聞いて、「せっかくならやってみよう!」って思ったんです。今はまだできるかわからないけど、挑戦してみたいです。
勉強は苦手。でも「負けたくない」気持ちが原動力になった
——コノ塾に来たきっかけを教えてください。
コタロウさん:中3の7月に転塾してきました。もともと他の個別指導塾に通っていたんですけど、成績が全然上がらなくて……。親が心配して、友達が通っていたコノ塾を紹介してもらいました。
——前の塾では、どんな勉強のスタイルだったんですか?
コタロウさん:やる科目は決まってたけど、何をやるかは自分で決めるスタイルでした。でも、僕はそういうのが苦手で……。自分で計画立てたりするのが向いてなかったんだと思います。何をすればいいか分からないまま進めるのが不安で、正直、勉強が身についてる感覚がなかったです。
——コノ塾に入ってからはどうでしたか?
コタロウさん:夏は復習中心で、中1〜中3の範囲をまんべんなく見直せたのがよかったです。社会が特に苦手だったんですけど、点数も結構上がって、苦手意識も減りました。あと、友達が一緒に通っていて、その友達と差があるのがすごく悔しくて、それが一番の原動力になりました。
——コノ塾に入ってから、学習習慣に変化はありましたか?
コタロウさん:めっちゃ変わりました。前はテスト前だけちょっとやるくらいで、普段はほとんど勉強してなかったんです。宿題だけやって終わり、みたいな感じでした。でも、コノ塾に入ってからは、「毎日勉強するのが当たり前」みたいな空気があって、自然と勉強する時間が増えていきました。
最初は友達との差にびっくりして、「このままじゃヤバいな」って焦ったのもあります。同じ高校を目指してる友達と比べて、成績もだいぶ離れてたので、「負けたくない!」って気持ちで頑張れるようになりました。それまでは自分から机に向かうことなんてなかったのに、今では家でも塾でも、自分からやるようになりました。
苦手だった英語と社会。少しずつ「できるようになった」
——特に苦労した教科はなんですか?
コタロウさん:英語です。大阪の高校入試は長文とかが難しくて……。学校のテストよりかなり難しく感じました。単語をたくさん覚えたり、長文に慣れるために演習を重ねて、少しずつ読めるようになっていきました。
——英語を克服するために、先生とはどのような話をしましたか?
コタロウさん:先生には、「まずは単語を覚えるところから始めよう」ってアドバイスをもらいました。予習コースの確認テストを何度もやり直したり、長文読解に少しずつ慣れていく練習を積んでいきました。先生には、点数が思うように取れなかったときも、「大丈夫、少しずつ積み重ねればちゃんと読めるようになるよ」って前向きな言葉をかけてもらえて、それですごく安心して取り組めました。
——他の科目はどうでしたか?
コタロウさん:社会がもともと一番苦手だったんですけど、コノ塾の授業で理解が進みました。内容がすごく分かりやすくて、点数にもつながっていきました。
志望校を決めたのはギリギリ。悩んだ末の決断
——阪南高校を受験すると決めたのはいつ頃でしたか?
コタロウさん:最終的に決めたのは2月の出願直前です。もともとは金岡高校を目指してたんですけど、阪南高校には仲のいいい友達2人が行く予定だったんです。それもあって悩みました。
——決断の理由はなんですか?
コタロウさん:バレー部に入りたい気持ちもあったし、少しでも上の高校に行きたいという気持ちもありました。金岡高校にはバレー部がなかったんですよね。親とも2週間くらい話し合って、「悔いのないように行きたい高校を受けよう」と決めました。学校の先生からは「厳しいかも」と言われてましたが、最終的には応援してくれました。
——模試の結果はどうでしたか?
コタロウさん:最初はD判定で、かなり不安でした。でも、10月〜11月ごろにはB判定も出るようになって、少しずつ自信がついてきました。ただ、学校の内申点が基準を満たしてなかったので、当日の点数で勝負という状態でした。
「弱音を吐けるようになった自分」に気づけた
——コノ塾での受験勉強で、一番変わったなと思う部分はなんですか?
コタロウさん:人に頼れるようになったことです。入塾当初は「大丈夫」って全部1人で抱え込むタイプだったんですけど、受験が近づくにつれて、友達や先生に弱音を吐けるようになっていきました。
——弱音を吐けるようになったきっかけはなんでしたか?
コタロウさん:最初はなんでも「大丈夫です」って言って、弱音とか絶対に言わないタイプだったんです。特に友達の前では、落ち込んでる姿とか見せたくないなって思ってました。
でも、志望校をどうするかすごく悩んでた時に、友達から「こっから頑張れば大丈夫やろ」って声をかけてもらったのが大きかったです。その時、初めて「実はちょっと不安で……」って話すことができて。塾の先生にも、受験が近づくにつれて「どうしよう」って気持ちを正直に言えるようになっていきました。今振り返ると、あの時にちゃんと弱音を吐けたから、周りに助けてもらえたし、自分でも気持ちを整理できたと思います。夏の自分だったら絶対言えなかったです。
——コノ塾の先生との関係性はどうでしたか?
コタロウさん:勉強の話はもちろんなんですけど、それ以外にも雑談とか、志望校のこと、今の不安とか、いろんな話をしてました。距離が近くて、何でも相談できる存在でしたね。模試の結果が悪くて落ち込んでる時も、「ここからどうすればいいか一緒に考えよう」って前向きな言葉をくれたり、「今のコタロウなら大丈夫」って励ましてくれたりしました。点数じゃなくて、頑張ってる過程をちゃんと見てくれてる感じがして、すごく安心できたんです。
受験直前は、もうあまり細かいことは言われなくて、「ここまで頑張ってきたから、自信持って行ってこい」って送り出してもらいました。それがすごく心強かったです。ただの先生って感じじゃなくて、いつも味方でいてくれるような存在でした。
コノ塾の過去問演習で「落ち着いて解けた」
——受験前日は何をして過ごされていましたか?
コタロウさん:特別なことはしてなくて、いつも通り勉強して過ごしました。前日はそこまで緊張してなかったんですけど、「とりあえずやれることはやっとこう」って思って、最後まで単語帳を見たり、苦手なところを軽く復習したりしてました。
——当日は緊張しましたか?
コタロウさん:当日も、思ってたよりは緊張しなかったです。試験中は、塾での過去問演習と同じような感覚で、落ち着いて解けたと思います。
——手応えはありましたか?
コタロウさん:手応えは、正直あんまり分からなかったです。自己採点もしなかったので、「やるだけやったし、あとはもう結果を待つだけやな」って気持ちでした。どっちかというと、終わった後よりも、合格発表までの1週間の方がずっと緊張してました。
合格発表。「本当に受かってる?」と疑うほど信じられなかった
——合格発表当日のことは覚えていますか?
コタロウさん:緊張しすぎて、発表の1時間前からずっとボーッとしてました。結果を見たときは「合格」って書いてあったけど、信じられなくて……。スマホで見た画面の文字が小さすぎて、「これ、本当に合格?」って何度も確認しました。
——家族の反応は?
コタロウさん:母もすごく喜んでくれてました。卒業式でも泣いてたし、ずっと支えてくれてたのが伝わってきました。親ともたくさん話し合って決めた高校だったので、合格できて本当によかったです。
——コノ塾の先生にはどのように報告しましたか?
コタロウさん:合格発表の日、午後から高校の説明会があって、そのあと塾に行って直接報告しました。ちょうどその日、先生たちにも会えて、「受かりました!」って伝えたら、すごく喜んでくれました。「よかった、ほんまによかった!」って安心した様子でした。
たぶん、先生たちも僕のことを心配してくれてたんだと思います。ずっと支えてくれてたから、合格をちゃんと自分の口で伝えられて嬉しかったです。先生からは「最後までやり切ったな」「コタロウ、本当に変わったよ」って言ってもらえて、その言葉が一番嬉しかったですね。受かったことももちろん嬉しかったけど、自分の頑張りをちゃんと見てくれてたんだなって思えました。
「やる意味があるかないか」じゃなくて「全部やってみる」
——コノ塾での受験勉強を通じて、考え方に変化はありましたか?
コタロウさん:「意味があるかないか」はもう考えなくなりました。前は、やっても意味ないって思ってたことは避けてたけど、今は「そんなこと言ってられへん」って思えるようになりました。意味があるかどうかじゃなくて、「とりあえず全部やってみる」って気持ちになれたのは大きいです。
——そう思ったきっかけはなんでしたか?
コタロウさん:夏休みの宿題とかも、前は「こんなのやって意味あるの?」って思ってたけど、受験が近づくにつれて、そんなこと言ってられなくなって。どんな課題でも意味があるかどうかじゃなくて、「やる」と決めてやりきることが大事だと思えるようになりました。
「勉強が苦手でも、自主的にやれるようになる」塾
——最後に、コノ塾はどんな人におすすめしたいですか?
コタロウさん:勉強が苦手な人や嫌いな人におすすめしたいです。僕も最初は休憩ばかりしてたけど、コノ塾に来てからは、だんだん自主的に勉強するようになれました。
——コノ塾の教室長の先生は、どんな存在でしたか?
コタロウさん:点数が思うように伸びない時でも、いつもプラスに言葉をかけてくれて、安心させてもらえました。自分のやりたいことを尊重してくれて、「悔いのないようにやろう」と言ってくれたのが印象的でした。受験直前の面談で、「ここまでやってきたから大丈夫」と言ってもらえて、すごく心強かったです。
——最後に、高校に入ってからの意気込みを教えてください!
コタロウさん:まだやりたいことははっきり決まってないけど、選択肢を広げられるように、とにかく勉強は頑張りたいと思ってます。特に数学は好きなので、高校でも得意科目にできるようにしたいです。
あと、高校ではバレー部にも挑戦したいと思ってます。新しいことにチャレンジするのって不安もあるけど、受験を通して「やってみることの大事さ」を学んだので、どんなことでも前向きにやってみたいです。受験を乗り越えて、「やればできる」って自信が少しついたので、この気持ちを忘れずに、高校生活も楽しみながら頑張りたいです!
あとがき
コノ塾に入り、勉強面でも精神面でも大きく成長したコタロウさん。
ただ勉強ができるようになっただけでなく、自分の不安を言葉にし、仲間に頼れるようになったことで、よりたくましく受験に向かっていけるようになりました。
「意味があるかどうか」ではなく、「やる」と決めたことをやり抜く。
その姿勢は、きっと高校でも、そしてその先でも、大きな力になるはずです。