神奈川県の公立高校入試は、例年2月中旬に実施されます。
直前には過去問演習に必死に取り組む生徒が多いですが、
「解く順番」や「時間配分」を意識して解く練習をしていますか??
「そんなの気にせず前から順番にやればいいんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、解く順番と時間配分を工夫するだけで、7点〜10点上がることも少なくありません。
この記事では、神奈川県公立高校入試の国語について、問題を解く順番と時間配分を解説していきたいと思います。
神奈川県公立高校入試の国語ってどんな問題?
試験時間は50分に設定されています。
大問 | 内容 | 解答方式 | 問題数 | 配点 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 漢字/短歌・俳句 | 選択式 | 9問 | 20点 | |
2 | 小説文 | 選択式 | 6問 | 24点 | |
3 | 論説文 | 選択式 | 9問 | 30点 | |
4 | 古典 | 選択式 | 4問 | 16点 | |
5 | 資料 | 選択式/記述式 | 2問 | 10点 |
実際の過去問は、神奈川県教育委員会のホームページからダウンロードができます。
優先して解くべき問題を知ろう!
入試に必要な得点をもとにした問題レベルをベースに、各科目で優先して解くべき問題と時間の目安をまとめます。
入試では試験時間が限られています。
優先して解くべき問題に時間をかけて取り組み、それ以外の問題は空欄にしないように、選択肢の記号をどれか答えるようにしましょう。

すべての問題レベル共通で大切なこと
古典の問題は年度によっては大問2にくるなど、大問の順番は入れ替わることがあります。
どの順番であっても、大問ごとの時間配分の目安を参考にして、時間内で解き切れなければ一旦次の大問に進みましょう。
大問1の漢字問題は、選択問題なので分からない漢字があっても必ずどれか1つを選んで解答します。
以下が令和6年度入試の大問1の漢字問題です。
分からない漢字があっても、必ずどれか1つを選んで解答するようにしましょう。
(出典:令和6年度 共通選抜 学力検査問題(国語))
(引用元:こちら)
短歌・俳句問題は、時間が不足する場合は選択肢を一つずつ確認するのではなく、短歌・俳句を見て季語や自分がわかる言葉から正しい選択肢を選びましょう。
見直しのときは文章を全部読み直す必要はありません。自分の選んだ選択肢が解答用紙に正しくマークされているかを確認してください。
得点別の解き方
以下は、狙う得点別の対策です。
自分に合う得点帯の部分に目を通してください。
① 230点を目指す場合
大問2の小説文と大問4の古典は**「~を説明したものを選ぶ問題」のみ**に絞って時間を使います。
優先して解く問題以外の選択肢の問題は一旦飛ばして解きますが、解答用紙は空欄にせず何かしらの記号を書きましょう。
②230点は必達、240~320点台を目指す場合
①の場合とほぼ同様ですが、大問5の資料問題を解く必要があるため見直しの時間が少なくなります。できる限り見直し時間を確保するためにも、選択肢の内容を本文に戻ってすべて確認するのではなく、誤っている箇所を見つけたら正解ではないと判断して、選択肢を消すようにしましょう。優先して解く問題以外の問題は一旦飛ばして解きますが、解答用紙は空欄にせず、特に記号問題は何かしらの記号を選んで書くようにしましょう。
③325点は必達、330~370点台を目指す場合
②の場合とほぼ同様ですが、大問3の論説文で「理由を選ぶ問題」を解く必要があり、問題数が多いため、15分で解き切るためには本文を読む時間を早くしなければなりません。過去問演習を通して、時間内で解き切る練習を重ねましょう。優先して解く問題以外の問題は一旦飛ばして解きますが、解答用紙は空欄にせず、特に記号問題は何かしらの記号を選んで書くようにしましょう。
④380点は必達、それ以上の点数を目指す場合
すべての問題に取り組み、正解する必要があるため、一つずつの大問にかけられる解答時間は少なくなります。
できる限り見直し時間を確保するためにも、選択肢の内容を本文に戻ってすべて確認するのではなく、誤っている箇所を見つけたら正解ではないと判断して、選択肢を消すようにしましょう。
また、選択肢を区切って内容の正誤についてOxを書き込みながら読むことで、後からの見直しにかける時間を短縮することも重要です。
とにかく全問解こう!!
国語は正答率がばらつき、簡単な問題と難しい問題の判別がなかなか出来ない科目。
そのため 「まず全問解く」を最優先 にしましょう!
タイマーで時間を設定しながら過去問を解くことで、試験当日の時間配分のイメージがつきやすくなります。
はじめは「全然時間通りに解けないよ〜!」と思うかもしれませんが、意識をして練習していくと目安の時間以内に解けるようになってきます。
焦りは禁物。時間がなくなってしまうと焦ってしまい、落ち着けば必ず解ける問題もまちがえやすくなります。
落ち着いて試験に向かえるよう、時間を意識して解く練習を重ねておきましょう!
まとめ|神奈川県の公立高校入試の仕組みをしっかり理解しよう
入試制度をしっかり理解しよう
入試制度は一見複雑で難しいです。しかし、志望校が実施している検査の内容や基準、目標点などについて知っておかなければ合格までの目標を立てることができません。
神奈川県の公立高校入試をしっかり理解するには、こちらの記事も参考になります!
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