模試を受けて、結果が返ってきて、判定だけ見ていませんか?
判定だけ見て、そのままゴミ箱に捨ててしまっていませんか?
実はそれ、とってももったいないんです!
昨年のコノ塾の生徒で、模試を活用したおかげで9月は町田高校D判定だったのが、12月にはA判定になった生徒がいました。
今回はこの生徒がどうやって模試を活用して町田高校D判定からA判定に持ってきたのか、詳しく見ていきます!
まとめ
- 9月:町田高校は書いてすらいない。この時点ではD判定、-41点
- まだ余裕で目指せるライン
- 内申点UPに注力
- 10月:まだ内申点に注力。学力検査の点数は下がり気味。
- 町田高校はD判定
- 11月:内申点が大幅UP!町田高校はC判定、-17点に
- 内申点は合格基準超え、学力検査はまだ足りない
- 5科目の偏差値を見て、社=英>数>国=理に注力
- 12月:優先的に力を入れた社会と英語が大幅にUPし、町田高校A判定に!
- 社会と英語は合格基準偏差値超え
- 数学だけまだ合格基準偏差値に達していないので、注力
- 見るべきポイントは?
- ①志望校変更検討エリアに入っているか?
- ②内申点・偏差値は合格基準に届いているか?
- ③目標偏差値に届いていない場合、どの科目が届いていないのか?
- ④「×→◎」が解けた場合(▲までいった場合、)目標偏差値に届くのか?
9月:町田高校は書いてすらいない。この時点ではD判定、-41点
9月のVもぎですが、まだ「町田なんて夢のまた夢、狛江いけたらすごい、成瀬にいけたらいいな」状態でした。
町田高校は志望校にすら書いていませんでした。
これだけ見ると「狛江高校がB判定だから、狛江高校を第一志望にしよう!」となりませんか?
ちなみに仮に町田高校を志望校に入れていたとすると、町田高校はD判定、基準点-40点でした。
しかし9月の時点での-40点は、実は「志望校変更検討エリア」に入っていません。
※ 模試の最低受験可能ライン・志望校変更検討ラインについてはこちら
【E判定・D判定でもあきらめない!】模試(Vもぎ)の結果の見方!最低受験可能ラインとは?
コノ塾であれば、むしろ「町田高校を第一志望校にしよう」と勧める点差です。
この時点では、定期テストの得点が伸びてきていて、2学期に複数の教科において内申点をあげられそうな状態でした。
内申が1上がると、総合得点は4.6点上がります。
そこで定期テスト対策に特化し、内申点を上げることに注力しました。
10月:まだ内申点に注力。学力検査の点数は下がり気味。
10月の時点では、まだ内申点を上げることに注力していたため、Vもぎの結果は下がってしまいました。
町田高校もD判定です。
しかし10月の時点での-73点は、まだ「志望校変更検討エリア」に入っていません。
11月:内申点が大幅UP!町田高校はC判定、-17点に
定期テスト対策に特化した結果、学力点は1点も変わりませんでしたが、内申点が大幅UPしました!
結果はC判定、基準点-17点でした。
受験可能最低ラインと比較して見ても、11月の時点での-17点はまだまだGOサインです。
2学期以降は内申点も上がらないため、注力すべきは学力検査になります。
そこで11月の模試の結果を詳しく見て、学力検査の対策を考えます。
内申点は注力が功を奏して合格基準の換算内申55に対して57と、2点分貯金があります。
学力点は偏差値で59欲しいですが、現状56と不足があります。
内申点は合格基準を超えているので、学力検査の偏差値さえ超えることができれば、A判定を取れるはず。
そこで、どの科目が偏差値59に届いていないのかを見ていきます。
科目別に見ると、59に届いていないのは、数学、英語、社会です。
一番下に「裏面『学力分析表』の×→◎の問題に正解できた場合、▲の位置まで偏差値が上がります」とあります。
数学は「×→◎」を全て正答したとすると、数学は59になります。
「×→◎」は基本的に各科目2つまでです。
すなわち数学は、ミスした問題2問が解けていれば59に達していました。
そこで数学は模試の「×→◎」の解き直しと、その問題の単元の復習を中心に行います。
一方で英語、社会は、「×→◎」を解けたとしても不足があります。
なので正誤表全体を見て、弱点を見つけて対策を行います。
国語と理科は59以上とれているので、「×→◎」の問題の解き直しと、問題で出た漢字、基礎用語の暗記などを行います。
勉強時間の配分は、社=英>数>国=理です。
一番足を引っ張っている社会と英語を上げて、数学・国語・理科はミスをなくしていきます。
12月:優先的に力を入れた社会と英語が大幅にUPし、町田高校A判定に!
社会と英語に注力した結果…ついに町田高校A判定が出ました!
12月の時点で46点は、志望校をそのままにするのに十分です。が、油断は禁物。
社会と英語は努力の甲斐あって、目標偏差値の59を達成。
ただ数学だけ59に届いていないので、「×→◎」の問題と単元を中心に見ていきました。
見るべきポイントは?
以上、町田高校D判定からA判定になるまでを見ていきました。
注目すべきは以下の点です。
①志望校変更検討エリアに入っているか?
②内申点・偏差値は合格基準に届いているか?
③目標偏差値に届いていない場合、どの科目が届いていないのか?
④「×→◎」が解けた場合(▲までいった場合、)目標偏差値に届くのか?
①志望校変更検討エリアに入っているか?
コノ塾では、独自に「最低受験可能ライン」を出して、「志望校変更検討エリア」というのを出しています。
詳しくはこちら
【E判定・D判定でもあきらめない!】模試(Vもぎ)の結果の見方!最低受験可能ラインとは?
ちなみにこの生徒さんの推移は、以下の通りでした。
「狛江高校B判定」と言われると、狛江高校を第一志望にしそうになりますが…
実は狛江高校は12月の時点で「志望校変更エリア(上げる)」に入っています。
町田高校は1月の2回目まで「志望校変更エリア(下げる)」に入っていません。
これを見ると「町田高校を受験して当然!」に見えますよね。
②内申点・偏差値は合格基準に届いているか?
換算内申点と偏差値が、志望校合格基準に届いているかを見ます。
なお内申点が合格基準点に届いていない場合は、その分学力検査の偏差値が志望校合格基準よりもさらに上である必要があります。
③目標偏差値に届いていない場合、どの科目が届いていないのか?
目標としている合格基準の偏差値に届いていない場合、どの科目が届いていないのかを見ます。
④「×→◎」が解けた場合(▲までいった場合、)目標偏差値に届くのか?
▲が目標としている偏差値に届いているかを見ます。届いている場合は、「×→◎」を中心として、苦手な単元を解きます(解き直し)。
▲でも届かない科目は、正誤表を見ながら苦手な単元を学び直します(学び直し)。
まとめ
- 9月:町田高校は書いてすらいない。この時点ではD判定、-41点
- まだ余裕で目指せるライン
- 内申点UPに注力
- 10月:まだ内申点に注力。学力検査の点数は下がり気味。
- 町田高校はD判定
- 11月:内申点が大幅UP!町田高校はC判定、-17点に
- 内申点は合格基準超え、学力検査はまだ足りない
- 5科目の偏差値を見て、社=英>数>国=理に注力
- 12月:優先的に力を入れた社会と英語が大幅にUPし、町田高校A判定に!
- 社会と英語は合格基準偏差値超え
- 数学だけまだ合格基準偏差値に達していないので、注力
- 見るべきポイントは?
- ①志望校変更検討エリアに入っているか?
- ②内申点・偏差値は合格基準に届いているか?
- ③目標偏差値に届いていない場合、どの科目が届いていないのか?
- ④「×→◎」が解けた場合(▲までいった場合、)目標偏差値に届くのか?
模試の結果は大事な情報だらけ!活用すればA判定も夢じゃない
今回は模試の結果の見方を、実際の生徒の事例を見ながら解説しました。
「10月でD判定なんて、絶対無理!志望校下げなきゃ!」と思うかもしれません。
しかし、模試を活用して対策をすれば、そこから合格だって夢ではありません。
模試を活用して、志望校に行く夢をかなえましょう!