2021年度/令和3年度の都立高校入試(前期)が2/21(日)に迫ってきています。
みなさん、過去問やってますか?
英語、時間足りてますか??
最後の問題までしっかり考える時間取れてますか???
生徒たちを見ていると、解く順番と時間配分を工夫するだけで、10点上がることも少なくありません。
この記事では、都立高校入試の【英語】について、
「時間が足りない!」をどう解消していくかを解説していきたいと思います。
英語の時間が足りなくなってしまう要因として、 「時間がかかりやすい要注意ポイント」がある のです。
そこに時間をかけすぎてしまう。
今回はこの要注意ポイントとその対処法を紹介いたします。
どれもこの記事を読んだ直後から使えるものばかりです!
- 英語の時間が全然足りず、いつも最後の方は焦って解いてる…
- 時間がなくてカンで書いてる問題がある…
- 時間を伸ばして解いたらもっと正解できるのに…
という方、必読です!
(めちゃくちゃ長いです!笑。結論は「まとめ」と「要注意問題5問への対処法まとめ」にあります。なぜそうなのか?が気になる方は続きをご覧ください。ちなみに最後に面白いオマケがあります!)
まとめ
- 英語は、徐々に正答率が低くなっていく=徐々に難しくなっていく、というのが大まかな傾向。
- 「前から順番に解いていく」というのが基本的な進め方。
- 目安となる時間配分は以下。
- ただし、これは 「見直し0分」のちょうど解ききる配分 。 これ以上は時間をかけない 。
- 時間切れになる要因として特に注意すべき要注意問題はこの5つ。
- ①【大問1】リスニング
- ②【大問2】大問2の問2(「表」や「図」の読み取り問題)
- ③【大問2】英作文
- ④【大問3】大問3の問6(適する語の選択問題)
- ⑤【大問4】大問4の問2(並べ替え問題)
要注意問題5問への対処法まとめ
①【大問1】リスニング
- 問題開始までの1分間に、選択肢を読んでおく。
- ねばらない。特に最後の問題Bの<Question2>。
- 次の放送が始まったら、一旦の答えを書いておき、次の放送に集中。
②【大問2】大問2の問2(「表」や「図」の読み取り問題)
- 「表」だった場合は正答率が著しく低い 可能性が高い。
- [(A)]で悩んだら、すぐに[(B)]に進む。
- とりあえずの答えを書いた上で、思い切って飛ばしてしまうのも手。
③【大問2】英作文
- 「I will tell you about it.」の前の1文だけを見ればお題が分かる。
- 英作文はどうしても苦手、という場合は 一番最後にまわす 。
- ただし配点12点あるので 「最低5分」は英作文にあて、回答なしは絶対に避ける。
④【大問3】大問3の問6(適する語の選択問題)
- 正答率の高い傾向の大問3だが、問6は別格の可能性あり。甘く見ない。
- 「大問3の問題だから解けるはずだ」と 必要以上のねばり、厳禁。
- 解けないときは消去法でしぼり込んでいき、最後は思い切って決める。他の問に時間使う。
⑤【大問4】大問4の問2(並べ替え問題)
- 過去問を何回かやってみてスムーズに解けない場合は、 大問4の最後にまわす 。
- 時間が不足しがちなら「捨て問題」。カンで答え、英作文を優先する。
(→都立入試【国語】の取り組む順番と時間配分についてはこちらの記事へ!)
都立高校入試の英語ってどんな問題?
英語の試験時間は 50分です。
最初の10分間はリスニング試験 が行われます。
そのため、 残りの40分で他の問題を解く ことになります。
実際の過去問は、東京都教育委員会のホームページからダウンロードができます。
→都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答表等
英語は後の方の問題が正答率が低くなっていく
英語は、後半にいくにつれて「徐々に正答率が低くなっていく=難しくなっていく」というのが大まかな傾向となっています。
そのため 「前から順番に解いていく」というのが基本的な進め方 になります。
(都立高等学校入学者選抜 学力検査正答表(東京都教育委員会)2020年度〜2016年度をもとに作成)
でも最後の大問4までしっかり解きたい
じゃあ大問4は捨てていいか?というとそうでもありません。
そもそも後になるほど正答率が下がっていくとは言え、大問4の問題の平均正答率は1問以外どれも40%を超えます。
また、下の表を見てください。正答率50%を超える問題数とその配点です。
つまり、半分以上の受験生が正解している問題数とその配点を表しています。
けっこう多くないですか??
最後の大問である大問4ですが、 2016年度のようにほとんどの問題が正答率50%以上ということもある のです。
だから、最後までしっかり考えて解くようにしたいのです。
考える時間は1問30秒だけ。読む速さは1分で105語のスピードが必要。
では、最後まで解くためにはどれぐらいの速さで読む必要があるのでしょうか?
都立高校入試の英語の長文のある大問が3つあり、それぞれに問がついています。
仮に、「1問30秒」を考える時間とすると、英文を読むスピードがどれぐらいかというと
1分間に105単語を読む速度
となります。
ただし、 あくまで「見直し時間が0だとして」必要な速度 です。
これはどれぐらいの速度かというと、
英語の教科書の長文読解1ページを1分で読む速度
です。
授業だと1時間かけて読み解く分量ですが、入試ではこれを1分で読まないといけない。
もし最後の「5分」を見直しする時間とするなら、
- 考える時間は「1問30秒」
- 英作文は「3分」
- 読む速さは先ほどの1.2倍の「1分120語」
というスピードが必要となります。
「理解度よりとにかく速度」=全文を細かく読むことをやめる
高校生の平均が1分70-80単語と言われています。
となると「1分で105語〜120語の速さで読みながら完璧に理解する」なんて可能でしょうか?
そもそも全文を細かく読むようにつくられていない
と考えたほうがよいです。
都立英語の長文を読む時の心構えは、
「理解度よりとにかく速度」
これにつきます。
もう少し具体的にいうと、はじめに長文を読む際は
①わからない単語あったら無視!
②どこにどんなことが書かれているのか、にとにかく集中!
③細かいことは気にしない!
この3つを意識することです。
そして、設問を解く際に「このあたりに書いてあったな」と戻って読みなおすこと。
とはいえ、いきなりそんなことできるようにならないよ!!!と思いますよね。
じゃあどうするか?
そこで、 問題の取り組み方を工夫します。
今回は「取り組み方に特に注意の必要な問題」を5つ紹介します。
その5つとは、問題の前半から、
①【大問1】リスニング
②【大問2】大問2の問2 (「表」や「図」の読み取り問題)
③【大問2】英作文
④【大問3】大問3の問6 (適する語の選択問題)
⑤【大問4】大問4の問2 (並べ替え問題)
です。
この5つの問題について取り組み方を変えるだけで、10分生み出すことができることも あります。
制限時間が10分伸びると思うと、全然違ってきませんか?
順を追って説明していきます。
注意①【大問1】リスニング
5つの要注意問題のうちの1つ目は「リスニング」です。
試験開始から時間との勝負は始まっています。
でも 「リスニングの時間はどうしようもない」 と思っていませんか?
時間が足りなくなる生徒の多くは、リスニングからペースが崩れ始めます。
試験開始直後のリスニングから注意すべき点、工夫できる点があるのです。
それは
- 問題開始までの1分間に、選択肢を読んでおく。
- ねばらない。特にリスニング最後の記述式の問題。
です。
問題開始までの1分間に、選択肢を読んでおく
リスニングの音源が再生されるまで、「試験の説明」があります。
これから,リスニングテストを行います。
問題用紙の1ページを見なさい。リスニングテストは,全て放送による指示で行います。リスニングテストの問題には,問題Aと問題Bの二つがあります。問題Aと,問題Bの では,質問に対する答えを選んで,その記号を答えなさい。問題Bのでは,質問に対する答えを英語で書きなさい。
英文とそのあとに出題される質問が,それぞれ全体を通して二回ずつ読まれます。問題用紙の余白にメモをとってもかまいません。答えは全て解答用紙に書きなさい。
この説明が流れている約1分の間に、問題冊子に書かれているリスニングの選択肢を読みます。
そして、 何が聞かれそうか予想 しておきます。
こうすることで選択肢を読むことに時間を取られることなく、放送に集中することができます。
例えば、以下の選択肢を見てみましょう。
<対話文1>
ア Tomorrow.
イ Next Monday.
ウ Next Saturday.
エ Next Sunday.
出典:2020年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題(英語)
これを事前に見ておくことで、 「いつ?」と日程を聞かれる話だろう、と予想できます 。
そして 「何が何曜日なのか」を整理するように聞く ように心構えできます。
「え?試験の説明って聞かなくていいの?!」
と思うかもしれませんが、
- 試験の説明は、2017年度〜2020年度まで全く変わっていません。
- また、問題Aと問題Bの冒頭で、再度問題の説明があります。
それでもあなたはこれを聞きますか?
それとも、この間に選択肢を読んでおき、問題の放送に集中できるように準備しますか?
リスニングは絶対ねばらない(特に最後の記述式の問題B<Question 2>)
事前に選択肢を読み、どんなことが聞かれそうか、何に注文して聞こうかと考えておく。
しかしこういった準備しても、すべての問題をスラスラ答えられるとは限りません。
でも、絶対にねばらないでください。
ねばるとどんどん遅れていき、落ち着いて聞くことができず、内容が聞き取りにくくなっていきます。
次の放送が始まったら、一旦の答えを書いておき、次の放送に集中すること。
これはリスニングの最後の記述問題(問題B<Question 2>)も同様です。
答えを書く時間が15秒与えられるので、15秒内に書き終えましょう。
もっと言えば、問題B<Question2>は、
15秒たった時点で答えが思いついていないなら飛ばすこと。
文を書いて答えるとなるとつい時間がかかって、ねばりたくなってしまいます。
ですが、ここで時間を費やすと、この後の長文の時間がなくなってしまいます。
(長文の問題は1問30秒しか考える時間がないことを思い出してください。)
問題B<Question 2>はそもそも、正答率がかなり低い「とても難しい問題」 です。
この 問題B<Question 2>の「必要以上のねばり」が後々の「時間不足」と「焦り」を引き起こしてしまう のです。
ここは「時間内で書けるところまで書ければよし!」と見切りをつけ、気持ちを切り替えて大問2に進みましょう。
リスニングの時間から差が生まれている ことが感じられたのではないでしょうか。
これが、はじめに「試験開始から時間との勝負は始まっています」と述べた理由です。
注意②【大問2】大問2の問2(「表」や「図」の読み取り問題)
5つの要注意問題のうちの2つ目は「大問2の問2」です。
大問2には短めの長文が3つあり、それぞれに1つずつ選択式の問があります。
そのうちの 大問2の問2は要注意 です。
というのも、大問2の問2は
「表」読み取りだと正答率がかなり落ちる、難しい問題である可能性が高い
ためです。
出典:2020年度・2017年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題(英語)
[(A)]で悩んだらすぐに[(B)]に進む
「じゃあ表の場合は飛ばせばいいの?」
というと、それも手ですが、その前にできることがあります。
[(A)]で悩んだら、すぐに[(B)]に進む のです。
(A)と(B)の組み合わせで正しいものを選ぶ問題なるので、(B)からも選択肢を絞っていけるようになっています。
そのため(A)で悩んでいたことが、(B)も見るとすぐに解決するケースもあるのです。
時間を意識してあえて進んでみる。そうすることで、逆に答えにすぐにたどりつくこともあります。
大問2の問2は、「表」だった場合は正答率が著しく低い可能性が高い です。
あまり時間がかかるようであれば、とりあえずの答えを書いた上で、思い切って飛ばしてしまうのも手です。みんなも解けない問題なのだから。
後にもっと簡単な問題がたくさんあります。
それらに落ち着いて取り組める時間を残しましょう。
注意③【大問2】英作文
5つの要注意問題のうちの3つ目は「大問2の英作文」です。
2017年以降の試験では、Eメールでの返事の一部を作る自由英作文が組み込まれています。
Ryo は Jim に返事のEメールを送ることにしました。あなたが Ryo だとしたら Jim に どのような返事のEメールを送りますか。次の<条件>に合うように 下の の 中に 三つの英語の文を書きなさい。
出典:2017年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題(英語)
実はこの問題、1文だけ読めば「英作文のお題=何について書くのか」がわかります。
読むべきところは「I will tell you about it.」の前の文
- 2020年度(よりエコな生活となるようにできることについて3文で書く)
- 2019年度(最近はじめたことについて3文書く)
- 2018年度(今、楽しく勉強していることについて3文書く)
- 2017年度(英語をもっと使うために計画していることについて3文書く)
英作文はどうしても苦手、という場合は一番最後にまわす
英作文に取り組むタイミングですが、 基本的には順番通りに進めて大問2の最後にやりましょう 。
それまでの会話文などで話していた内容に関連している場合もあるので、スムーズにアイデア出てくる可能性が高いです。
しかし、「どうしても英作文が苦手で時間がかかる」「なかなかアイデアが思いつかない」という場合は、一番最後にまわしてしまいましょう。
英作文のお題がわかったとして、なかなか書けないということもあります。
また、明確に答えが決まっているわけではないので、どれだけでも時間をかけられてしまいます。
であれば、最後にまわし、他の問題を解く時間を削ってしまうことを防いでしまう。
ただし 配点は12点と大きいので、空欄は絶対に避ける こと。
そのために最後にまわすとしても 「最低5分」は英作文に取っておく ようにしましょう。
なお、英作文の書き方については別の記事で詳しくお伝えしますが、型に当てはめて書くことで、書く時間を短縮できます。
注意④【大問3】大問3の問6(適する語の選択問題)
5つの要注意問題のうちの4つ目は「大問3の問6」です。
これは、空所に適切な英単語を選ぶ問題です。
出典:2020年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題(英語)
本文の内容をまとめつつ、言い換えた英文が書かれていて、そこに空所があります。
その空所に当てはまるものを選ぶという、パッと見他の選択式の問題と同じような問題となっています。
で、この問題、難しいです。
大問3は簡単めだけど、問6だけ正答率がかなり低い
大問ごとの正答率を見ていくと、 大問3は実は最も正答率が高い(=最も簡単) です。
しかし、この大問3の問6だけ様子が異なります。
問6の正答率は、大問3の他の問題よりも格段に低く、難しい大問4の平均正答率よりもさらに1段階低い です。
理由としては、
- 下線部がなく、本文のどこを見ればいいのかを、自分で探さなくてはいけない。
- 選択肢が単語1つずつなため、意味の推測ができない。(単語を知らないとアウト)
といったことが、正答率が低い主な要因だと思われます。
大問3の問題だからといって甘く見ず、しぼりこんだ上で思い切りで決めて進む
「大問3は簡単で、落とせない。」
といった話をたまに耳にしますが、おそらく
- 正答率が高め
- 文章も会話形式で読みやすい
- 設問も下線についての問題が多く該当箇所を見つけやすい
といった理由から述べているものだと思われます。
ただ、先ほど見たように 問6だけ別格、正答率がとても低い「難しい問題」である可能性があります。
つまり、 みんな解けない問題 。
「大問3の問題だから解けるはずだ」と思い込んで時間をかけすぎないように。
ここでも 必要以上のねばり、厳禁 です。
(くどいですが、長文の問題は1問30秒しか考える時間がないことを思い出してください。)
選択肢のうち、意味を知っているものを空所に入れてみて、「これはさすがにちがうでしょ!」というものを消していきます。
その上で残ったら、 思い切って答えを決めて、先に進みましょう 。
注意⑤【大問4】大問4の問2(並べ替え問題)
5つの要注意問題。最後の問題は「大問4の問2」です。
この問題は、並べ替えの問題で、「文章全体の内容の流れに沿って、文を並び変える」というものです。
出典:2020年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題(英語)
結論としては、この問題がスムーズに解けない場合、これは「捨て問題」です。
長文読解の問題の中で平均正答率が最も低い問題
以下にあるように、過去5年の平均正答率が最も低いのが、この大問4の問2です。
2016年度までは並べ替え方を選択肢から選ぶ形式で、その時の正答率は62.4%でした。
しかし、自分で並べ替えて答えるようになった2017年度〜2020年度だけで見てみると、
平均で正答率が34.5%、2020年度はたった19.0% でした。
大問4の問2の「正答率が最も低い=難易度が最も高い」主な要因は
- 文章全体の流れを把握していないと解くことができないこと
- 並べ替えのため回答パターンが多く、カンで答えて当たる可能性が非常に低いこと
です。
やってみるとわかるのですが、 本文を無視して、選択肢の意味だけから並べ替えてみようとしてもうまくいかない です。
並べ替えなので、回答のしかたは24通りあり、 カンで書いても当たる可能性はかなり低い です。
大問4の最後に解く、場合によっては捨てる
- 過去問をやってみて、ある程度スムーズに解ける。
- 自信を持って答えられ、正解できる。
こういう場合は、順番通りに取り組むのがいいです。
しかしそうでない場合、この問2は大問4の最後にまわします。
そうすることで、何度も文章全体を探し回り、1問に時間をかけすぎてしまうことを避けます。
難易度の高い問題ですが、 配点は他と同じで4点 。
であれば、 より解きやすい問題に時間を使った方がいい 。
もっと言ってしまえば、時間が不足しがちな受験生は、 解いてみるがちょっとかんがえてわからなかったらカンで答えてしまう、つまり「捨てる」 という選択も有効だと考えます。
「注意③【大問2】英作文」でも、「英作文が苦手なら最後にまわすのも手」という旨を書きました。
時間が不足しがちなのであれば、基本的には英作文を優先してやるようにしてください。
配点が12点と大きく、かつ部分点がもらえるタイプの問題だからです。
都立入試の英語 時間配分と要注意問題5問のおさらい
- 「見直し0分」のちょうど解ききる場合の配分 = これ以上は時間をかけない 。
- 「見直し5分」をつくる場合の配分
①【大問1】リスニング
- 問題開始までの1分間に、選択肢を読んでおく。
- ねばらない。特に最後の問題Bの<Question2>。
- 次の放送が始まったら、一旦の答えを書いておき、次の放送に集中。
②【大問2】大問2の問2(「表」や「図」の読み取り問題)
- 「表」だった場合は正答率が著しく低い 可能性が高い。
- [(A)]で悩んだら、すぐに[(B)]に進む。
- とりあえずの答えを書いた上で、思い切って飛ばしてしまうのも手。
③【大問2】英作文
- 「I will tell you about it.」の前の1文だけを見ればお題が分かる。
- 英作文はどうしても苦手、という場合は 一番最後にまわす 。
- ただし配点12点あるので 「最低5分」は英作文にあて、回答なしは絶対に避ける。
④【大問3】大問3の問6(適する語の選択問題)
- 正答率の高い傾向の大問3だが、問6は別格の可能性あり。甘く見ない。
- 「大問3の問題だから解けるはずだ」と 必要以上のねばり、厳禁。
- 解けないときは消去法でしぼり込んでいき、最後は思い切って決める。他の問に時間使う。
⑤【大問4】大問4の問2(並べ替え問題)
- 過去問を何回かやってみてスムーズに解けない場合は、 大問4の最後にまわす 。
- 時間が不足しがちなら「捨て問題」。カンで答え、英作文を優先する。
徹底的な時間配分、解けなかったら思い切って飛ばす
英語の試験は文量もかなり多いため、とにかく時間との勝負です。
めちゃくちゃ早い速度で読んでも、1問30秒しか考える時間はありません。
後ろにも簡単な問題があったり、途中でやたら難しい問題があったりもします。
時間内に解けなかったら、暫定の答えを決めて書き、思い切って飛ばしましょう。
「飛ばして大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、時間内に解けないほどねばっているということは、それが今年の「難しい問題」の可能性が高いです。
その後に「簡単な問題」がひそんでいる可能性が高く、そういう問題で時間に追われて落ち着いて解答できないのは、非常にもったいないです。
思い切って飛ばす…と言っても、記号問題なら当たるかもしれません。
何も書かずにで出すのは避けたいので、暫定で答えを決めて書くことは忘れずに。
わからなくても「きっとこれは今年の『難しい問題』だ。次!次!」と、都度切り替えていきましょう!
(おまけ)答えの「ア・イ・ウ・エ」の数は同じになるように作られている
実は、2017年度〜2020年度の都立高校入試の英語は
「答えは、アイウエが同じ数になる」
ように作られていました。
2016年度は問題数の関係で、「エ」が1つ少なく4つでしたが、
「ア」「イ」「ウ」はそれぞれ5つずつでした。
面白いですよね(笑)。
当日、考えきってもわからず、もうどうしようもなくなったら、
答えた選択肢の数を数えて少ないものを書く
というのも手かもしれません(おすすめはしないですよ!)。
(→都立入試【国語】の取り組む順番と時間配分についてはこちらの記事へ!)
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