神奈川県の公立高校入試は、例年2月中旬に実施されます。
直前には過去問演習に必死に取り組む生徒が多いですが、
「解く順番」や「時間配分」を意識して解く練習をしていますでしょうか??
「そんなの気にせず前から順番にやればいいんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、解く順番と時間配分を工夫するだけで、7点〜10点上がることも少なくありません。
この記事では、神奈川県公立高校入試の数学について、問題を解く順番と時間配分を解説していきたいと思います。
実際の過去問は、神奈川県教育委員会のホームページからダウンロードできます。
優先して解くべき問題を知ろう!
入試は時間との勝負です。
限られた時間内で効率よく得点するために、どの問題に時間をかけるべきかを知りましょう。
目標得点に応じて、優先して解くべき問題と時間配分の目安を紹介します。

①230点を目指す場合
大問1の計算問題を目安の時間内で解き終わらなければ、一旦大問2に進みましょう。単純な計算だけではなく工夫しないと解けない問題が混ざっていることがあるので、目安の時間がきたら切り替えて次の問題に大問2に進みましょう。
大問1では、以下のような問題が出題されます。令和6年度の入試問題を参考にしてください。
(出典:令和6年度 共通選抜 学力検査問題(数学))
(引用元:こちら)
大問2の「自然数nを求める問題」では、問題文に「最小の自然数nを求める」と書かれていれば解きましょう。
それ以外の問題の場合は難易度が高くなるので、次の問題に進みます。
②230点は必達、240~320点台を目指す場合
①の場合とほぼ同じですが、大問1の「方程式を利用する問題」と、大問2の「円と角の問題」を追加で解く必要があります。そのため大問1の計算問題や、大問6の空間図形問題の解答時間を短くする必要があります。
過去問演習を通して、時間内で解き切る練習を重ねましょう。
大問5の確率の問題で「カードを取り出す問題」が出題されることが稀にありますが、
表を作って解く方法は「サイコロの問題」と変わらないので、もし解答時間に余裕があるならばチャレンジしても構いません。
③325点は必達、330~370点台を目指す場合
②の場合に加えて、主に大問3で優先して解く問題が増えます。
「面積比を求める問題」については難易度が高く、かつ時間がかかる問題が出題される傾向があるので、2分考えて解法が思いつかないときは飛ばして次の問題に進みましょう。
また大問3の解答時間は20分を確保したいため、大問1・大問2・大間4の解答時間を削減することが必須です。短い時間の中で計算ミスをしてしまわないよう、普段の学習から時間を測ることで、プレッシャーに打ち勝つ練習を重ねましょう。
④380点は必達、それ以上の点数を目指す場合
すべての問題を解く必要があるため、③の場合よりも一つの大問にかけられる時間が短くなります。
大問3の「線分の長さを求める問題」については難易度が高く、かつ時間がかかる問題が出題される傾向があるので、2分考えて解法が思いつかないときは飛ばして次の問題に進みましょう。
同じく大問3の「資料を読み取る問題」は、文字通り資料を丁寧に調べれば解ける問題ですが、時間をかけすぎると残りの大問4以降にかける時間がなくなってしまうので、大問3の解答時間16分を超える可能性がある場合は後回しにし、残った時間で調べられる条件だけ調べて、残った選択肢から答えを選ぶようにしましょう。
大問4について、④の場合図に書き込むことが増えるので、途中の計算式は図の付近に書き込まないようにしましょう。後から見直したいときに情報が多くなりすぎて、図の中に書き込んだことが何なのか分かりづらくなってしまいます。
大問4の「面積比を求める問題」も難易度が高いため、2分考えて解法が思いつかないときは飛ばして次の問題に進むことが重要です。
まとめ|神奈川県の公立高校入試の仕組みをしっかり理解しよう
入試制度をしっかり理解しよう
入試制度は一見複雑で難しいです。しかし、志望校が実施している検査の内容や基準、目標点などについて知っておかなければ合格までの目標を立てることができません。
神奈川県の公立高校入試をしっかり理解するには、こちらの記事も参考になります!
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