さいたま市立浦和南高校に合格するには？偏差値と内申、合格実績まとめ

この記事では、さいたま市立浦和南高校の特色やアクセス情報、偏差値や進学実績などを紹介しています。 高校受験の進学先を探している方はぜひ参考にしてみてください。

さいたま市立浦和南高校とはどんな高校？特色や校風を紹介

さいたま市立浦和南高校は1963年に創立された埼玉県さいたま市にある公立の高校です。進学重視型単位制教育課程のもと、課題解決能力を伸ばす授業を展開しています。ICTを活用した「主体的・対話的で深い学び」を得られ、少人数授業を多くの科目で実施し、きめ細やかな指導を行っています。主な進学実績としては「埼玉大学」「早稲田大学」「上智大学」などが挙げられます。
さいたま市立浦和南高校が掲げる「目指す学校像」は「文武において高きに挑み、深く学び、地域社会・国際社会に貢献することができる『知・徳・体』の調和がとれた人材を育成する学校」です。

さいたま市立浦和南高校のホームページ

さいたま市立浦和南高校への行き方と最寄り駅

さいたま市立浦和南高校はJR埼京線の北戸田駅が最寄り駅で、駅から徒歩10分の場所にあります。
大宮駅から32分、川越駅から50分、浦和駅から23分と、埼玉県主要駅からも通学しやすい位置にあります。

さいたま市立浦和南高校の進学実績

下の表は2022年度から2024年度入試までのさいたま市立浦和南高校の大学進学実績をまとめたものです。
国立大学では埼玉大学、私立大学では東洋大学や獨協大学、帝京大学に合格する学生が多いです。

※学校ホームページのデータを元に作成

さいたま市立浦和南高校の偏差値と、学力が近い公立高校

さいたま市立浦和南高校の偏差値とさいたま市立浦和南高校と近い学力で目指せる高校を掲載しています。自身の志望校として適切なのか、判断基準の参考にしてみてください。

さいたま市立浦和南高校の偏差値

2024年5月に発表された進学研究会のデータによると、さいたま市立浦和南高校の偏差値は61です。偏差値61は上位14%相当で、さいたま市立大宮北高校や越谷南高校、所沢高校などが学力が近い高校になります。

さいたま市立浦和南高校と学力が近い公立高校

さいたま市立浦和南高校の応募倍率推移

さいたま市立浦和南高校の一般入試の応募倍率は例年1.3〜1.5倍で推移しており、他公立高校と比べて高い倍率です。
埼玉県教育委員会が発表している埼玉県立高校入学者選抜応募状況の発表データを基にしています。

直近3年間の入試倍率

※埼玉県教育委員会公式HPより引用（https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/r6nyuushi-jouhou.html）

さいたま市立浦和南高校の合格ラインは？学力検査の点数と内申点の目安はどれくらい？

合否はどのようにして決まるの？

埼玉県公立高校の一般募集選抜では、基本的には学力検査の得点・調査書の得点を利用します。（※実技検査や面接を実施する高校もありますが、この記事では省略します。）

合否判定は少し基準を変えた第1次選抜と第2次選抜の2段階で行うことになっているのが、埼玉県の公立高校受験の大きな特徴です。募集人員の60〜80%を第1次選抜で合格とし、残りの20〜40%を第2次選抜で合格とします。ただし、学力検査は1回のみで、第1次選抜と第2次選抜どちらも同じ得点が用いられます。

第1次選抜と第2次選抜どちらも、学力検査の得点と調査書の得点の比率が各学校により定められています。各高校の比率については埼玉県ホームページを参照してください。
令和7年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜基準

さいたま市立浦和南高校の学力検査の得点と調査書の得点の比率は以下の通りです。

学力検査について

実施教科は、国語・数学・社会・理科・英語で、各100点満点で合計500点満点となります。基本的には基礎～標準レベルの問題が出題されるので、対応できるよう準備をしておきましょう。

調査書の得点の計算式

調査書の得点は、次の(ア)～(ウ)の得点を使用します。

(ア)学習の記録の得点
「学習の評定の各学年別合計」に、各高等学校が定める各学年の比率をそれぞれ乗じて 加えた数（点）（最高点は、各学年の比率の数値の合計に45を乗じて得た数（点）となります）。
(イ)特別活動等の記録の得点
学級活動、生徒会活動、学校行事、その他について、各高等学校の教育方針、学校・学科等の特色に応じて定める基準に従って得点を算出します。
(ウ)その他の項目の得点
総合的な学習の時間の記録、その他の記録について、各高等学校が定める基準に従って得点を算出します。

(ア)については、多くの高校が中1：中2：中3の比率を「1:1:2」「1:1:3」どに設定しています。中3の学習の評定を高く評価する高校が多いため、特に中3の成績を伸ばすことで合格可能性を上げることができます。各高校の選抜基準については前項のリンクを参考にしてください。

例に基づいて実際の(ア)の得点を計算してみましょう。

例　コノさんの調査書の場合

コノさんがさいたま市立浦和南高校（「1:1:2」型）を受験する場合

比率にしたがって、コノさんの(ア)の点数は、[1年の9教科5段階評定]と[2年の9教科5段階評定]と[3年の9教科5段階評定の合計点を2倍した点数]の合計=31+36+39×2=145点（180点満点）となります。

また、さいたま市立浦和南高校は(イ)を60点、(ウ)を10点として算入しますので、調査書の得点は250点満点となります。

総合得点の計算式

さいたま市立浦和南高校の第1次選抜について、総合得点を算出してみましょう。

さいたま市立浦和南高校の場合、学力検査は5教科500点満点・調査書の得点は335点満点で計算されます。

総合得点=学力検査の得点（500点満点）+調査書の得点（250点満点）×335/250　となります。

合格目安となる点数から、学力検査と調査書でどのくらい点数が必要かを考えて受験勉強に取り組みましょう。

また、高校によって学力検査を重視する高校や内申点を重視する高校があります。各高校の選考基準をよく確認し、自身の志望する高校選びをおこなっていきましょう。

さいたま市立浦和南高校を第一志望にするときの私立併願校はどこがよい？

ここでは、さいたま市立浦和南高校を第一志望に考える方の私立併願校の候補を紹介します。併願先探しに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。紹介している学校の基準は、JR埼京線の北戸田駅からの距離・進学実績・内申点などの観点から選定しています。

武南高校

武南高校は埼玉県蕨市にある高校で、千葉大学や早稲田大学進学者を出すなど進学実績があります。また、通学時間は、JR京浜東北線の西川口駅から徒歩で10分程度のため併願先におすすめです。

埼玉栄高校

埼玉栄高校は埼玉県さいたま市西区にある高校で、筑波大学や早稲田大学進学者を出すなど進学実績があります。また、通学時間は、西大宮駅から徒歩で4分程度のため併願先におすすめです。

大宮開成高校

大宮開成高校は埼玉県さいたま市大宮区にある高校で、東京大学や慶應義塾大学進学者を出すなど進学実績があります。また、通学時間は、大宮駅からバスで7分程度のため併願先におすすめです。

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