この記事では、常盤高校の特色やアクセス情報、偏差値や倍率などを紹介しています。高校受験の進学先を探している方はぜひ参考にしてみてください。
常盤高校とはどんな高校？特色や校風を紹介
常盤高校は1970年に創立された埼玉県さいたま市桜区にある公立の高校です。県内唯一の看護科のみを設置している高校で、看護師養成に特化したカリキュラムを用意しています。看護科の課程(3年)を卒業後は看護専攻科の課程(2年)を経て看護師国家試験の受験資格が得られます。看護師国家試験の合格率も高く、保健師や助産師の養成機関への受験資格も得られます。
常盤高校が掲げる「目指す学校像」は「豊かな人間性、確かな知識・技術を兼ね備えた看護のスペシャリストの養成」です。
常盤高校への行き方と最寄り駅
常盤高校はJR埼京線の南与野駅が最寄り駅で、駅から徒歩25分の場所にあります。
大宮駅から29分、川越駅から49分、浦和駅から30分と、埼玉県主要駅からも通学しやすい位置にあります。
常盤高校の偏差値と、学力が近い公立高校
常盤高校の偏差値と常盤高校と近い学力で目指せる高校を掲載しています。自身の志望校として適切なのか、判断基準の参考にしてみてください。
常盤高校の偏差値
常盤高校の偏差値は57です。偏差値57は上位24%相当で、所沢高校や本庄高校、所沢西高校などが学力が近い高校になります。
常盤高校と学力が近い公立高校
| 高校名 | 偏差値 |
|---|---|
| 所沢高校 | 60 |
| 本庄高校 | 57 |
| 所沢西高校 | 56 |
常盤高校の応募倍率推移
常盤高校の一般入試の応募倍率は例年1.0〜1.2倍で推移しており、他公立高校と比べて平均的な倍率です。
埼玉県教育委員会が発表している埼玉県立高校入学者選抜応募状況の発表データを基にしています。
直近3年間の入試倍率
| 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | |
|---|---|---|---|
| 定員 | 80名 | 80名 | 80名 |
| 最終応募人員 | 93名 | 80名 | 97名 |
| 倍率 | 1.16 | 1.00 | 1.21 |
※埼玉県教育委員会公式HPより引用（https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/r6nyuushi-jouhou.html）
常盤高校の合否判定は？学力検査の点数と内申点の比率はどれくらい？
合否はどのようにして決まるの？
埼玉県公立高校の一般募集選抜では、基本的には学力検査の得点・調査書の得点を利用します。（※実技検査や面接を実施する高校もありますが、この記事では省略します。）
合否判定は少し基準を変えた第1次選抜と第2次選抜の2段階で行うことになっているのが、埼玉県の公立高校受験の大きな特徴です。募集人員の60〜80%を第1次選抜で合格とし、残りの20〜40%を第2次選抜で合格とします。ただし、学力検査は1回のみで、第1次選抜と第2次選抜どちらも同じ得点が用いられます。
第1次選抜と第2次選抜どちらも、学力検査の得点と調査書の得点の比率が各学校により定められています。各高校の比率については埼玉県ホームページを参照してください。
令和7年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜基準
常盤高校の学力検査の得点と調査書の得点の比率は以下の通りです。
| 第1次選抜 | 500:334 |
| 第2次選抜 | 500:215 |
学力検査について
実施教科は、国語・数学・社会・理科・英語で、各100点満点で合計500点満点となります。基本的には基礎～標準レベルの問題が出題されるので、対応できるよう準備をしておきましょう。
調査書の得点の計算式
調査書の得点は、次の(ア)～(ウ)の得点を使用します。
(ア)学習の記録の得点
「学習の評定の各学年別合計」に、各高等学校が定める各学年の比率をそれぞれ乗じて 加えた数（点）（最高点は、各学年の比率の数値の合計に45を乗じて得た数（点）となります）。
(イ)特別活動等の記録の得点
学級活動、生徒会活動、学校行事、その他について、各高等学校の教育方針、学校・学科等の特色に応じて定める基準に従って得点を算出します。
(ウ)その他の項目の得点
総合的な学習の時間の記録、その他の記録について、各高等学校が定める基準に従って得点を算出します。
(ア)については、多くの高校が中1：中2：中3の比率を「1:1:2」「1:1:3」などに設定しています。中3の学習の評定を高く評価する高校が多いため、特に中3の成績を伸ばすことで合格可能性を上げることができます。各高校の選抜基準については前項のリンクを参考にしてください。
例に基づいて実際の(ア)の得点を計算してみましょう。
例 コノさんの調査書の場合
| 国語 | 数学 | 理科 | 社会 | 英語 | 音楽 | 美術 | 保体 | 技家 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1年 | 3 | 4 | 3 | 4 | 3 | 3 | 4 | 4 | 3 | 31 |
| 2年 | 4 | 4 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 4 | 4 | 36 |
| 3年 | 4 | 5 | 4 | 5 | 4 | 4 | 4 | 5 | 4 | 39 |
コノさんが常盤高校（「1:1:2」型）を受験する場合
比率にしたがって、コノさんの(ア)の点数は、[1年の9教科5段階評定]と[2年の9教科5段階評定]と[3年の9教科5段階評定の合計点を2倍した点数]の合計=31+36+39×2=145点（180点満点）となります。
また、常盤高校は(イ)を30点、(ウ)を15点として算入しますので、調査書の得点は220点満点となります。
総合得点の計算式
常盤高校の第1次選抜について、総合得点を算出してみましょう。
常盤高校の場合、学力検査は5教科500点満点・調査書の得点は334点満点・面接は20点満点で計算されます。
総合得点=学力検査の得点（500点満点）+調査書の得点（220点満点）×334/220+面接の得点（20点満点）となります。
合格目安となる点数から、学力検査と調査書でどのくらい点数が必要かを考えて受験勉強に取り組みましょう。
また、高校によって学力検査を重視する高校や内申点を重視する高校があります。各高校の選考基準をよく確認し、自身の志望する高校選びをおこなっていきましょう。
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