有馬高校の偏差値・合格実績を徹底解説！合格するための内申点と学力検査のポイント

有馬高校は神奈川県内で人気の公立高校です。この記事では、有馬高校の偏差値、合格実績、アクセス情報を詳しく解説し、合格に必要な内申点や学力検査の目標点についてもご紹介します。志望校選びや受験対策にぜひお役立てください。

有馬高校とはどんな高校？特色や校風を紹介

有馬高校は1983年に創立された神奈川県海老名市にある公立の高校です。基礎からしっかり学力を伸ばす授業はもちろん、生徒が主体的に行動し成長する機会として豊富な学校行事を実施しています。また、国際的な視点を育てるユネスコ活動、アメリカの高校との学校間交流など国際教育に力を入れています。主な進学実績としては「筑波大学」「中央大学」「法政大学」などが挙げられます。

以下は有馬高校が掲げるスクールミッションです。
〇 全日制の課程学年制普通科を設置する高校として、生徒の特性や地域・学校等の実情を踏まえ、生徒一人ひとりの学習や進路等の目標の実現に応えるよう、学力の育成、豊かな人間性や社会性の涵養、社会的・職業的な自立等をめざした教育課程を適切に編成する。
〇 これからのグローバル社会を自立してたくましく生き抜く人材の育成をめざし、チャレンジ精神、未来を切り拓く力等、生涯にわたって基盤となる資質・能力を育成するための教育に取り組む。
〇 自ら課題を発見し解決する力を育み、主体的に学ぶ意欲を高めることができるよう、主体的・対話的で深い学びの実現をめざした不断の授業改善の実施等、これからの時代に求められる資質・能力の育成に向けた教育活動の充実に取り組む。
有馬高校のホームページ

有馬高校への行き方と最寄り駅

有馬高校はJR相模線の社家駅が最寄り駅で、駅から徒歩12分の場所にあります。

有馬高校の進学実績

下の表は2022年度から2024年度入試までの有馬高校の大学合格実績をまとめたものです。
専修大学や神奈川大学、関東学院大学に合格する学生が多いです。

※学校ホームページのデータを元に作成

有馬高校の偏差値と、学力が近い公立高校

有馬高校の偏差値と有馬高校と近い学力で目指せる高校を掲載しています。自身の志望校として適切なのか、判断基準の参考にしてみてください。

有馬高校の偏差値

2024年6月に発表された伸学工房のデータによると、有馬高校の偏差値は46です。偏差値46は上位76%相当で、橋本高校や茅ヶ崎高校、上溝高校などが学力の近い高校になります。

有馬高校と偏差値が近い公立高校

有馬高校の応募倍率推移

有馬高校の一般入試の応募倍率は例年1.1〜1.2倍で推移しており、他公立高校と比べて平均的な倍率です。
神奈川県教育委員会が発表している神奈川県公立高等学校入学者選抜実施結果のデータを基にしています。

2024年度入試倍率

有馬高校の合格ラインは？学力検査の点数と内申点の目安はどれくらい？

神奈川県の共通選抜で使用する点数

神奈川県の高校入試（共通選抜）では、以下の4つの点数（A値～D値）を使用します。

●調査書の評定（A値）：第2学年の9教科の評定合計＋第3学年の9教科の評定合計の2倍（135 点満点）を100点満点に換算します。

●学力検査の点数（B値）：実施した検査の合計点を100点満点に換算します。

○主体的に学習に取り組む態度（C値）：各教科における第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価について、評価Aは3点、評価Bは2点、評価Cは1点に換算し、その合計（27 点満点）を100点満点に換算します。主に第二次選考に使用します。

○特色検査（D値）：観点ごとに評価し点数化して、100点満点に換算します。特色検査を行う高校が定める内容・比率に従って使用します。

ここでは、第一次選考について説明するため、（C値）の詳細な説明を省略します。また、有馬高校は特色検査を実施しないため、（D値）の詳細な説明を省略します。

合否はどのようにして決まるの？

共通選抜の第1次選考の合否は、調査書の評定（A値）と学力検査の得点（B値）をそれぞれ100点満点に換算した点数をもとに、各学校が定めた比率に基づいて合計点を計算し決定します。この合計点を「S値」と呼びます。

調査書の評定（A値）の計算式

調査書の評定（A値）は、[2年の9教科5段階評定]と[3年の9教科5段階評定の合計点を2倍した点数]の合計135点満点として算出し、それを100点満点に換算したものを使用します。

例　コノさんの調査書の場合

*有馬高校は調査書において英語が1.2倍となります。

コノさんの[2年の9教科5段階評定]と[3年の9教科5段階評定の合計点を2倍した点数]の合計=99.2点となり、この数値がA値となります。
100点満点に換算すると、100 × 99.2/138 = 71.9点となり、この点数を使用します。

学力検査の得点（B値）と当日狙う得点の計算式

B値は学力検査の得点を100点満点に換算して使用します。各教科ともに100点満点で、5教科の合計だと100点 × 5教科 = 500点満点になり、この数値がB値となります。それを100点満点に換算した数値を使用します。

調査書の評定（A値）と学力検査の得点（B値）の比率によって、自身の内申点から学力検査で狙う点数が算出できます。A値:B値=5:5の比率の高校を受験する場合の学力検査で狙う点数を計算式を参考に計算してみましょう。

計算式
前提として、S値（共通選抜の第1次選考の合否を決める点数）は以下のように決定されます。

• S値＝5 × A値の100点満点換算（コノさんの場合71.9点）+ 5 × B値の100点満点換算

各高校の合格点（S値）と現時点での内申点から算出されるA値から、学力検査（B値）
で狙う点数を算出しましょう。

• 学力検査（B値）で狙う得点 = （志望している高校の合格点（S値）− 5 × A値の100点満点換算）÷500点×500点
• 各科目の目安となる平均点 = 学力検査で狙う点数÷5科目

コノさんが有馬高校をめざす場合、以下となります。

• 学力検査（B値）で狙う得点 = （S値の合格点636点(※)− 5 × A値71.9点）÷500点×500点

となり、277点がB値で狙う得点となります。
各教科で狙う得点は、55.4点となります。
※有馬高校の合格点については後述

高校によって学力検査を重視する高校や内申点を重視する高校があります。各高校の選考基準をよく確認し、自身の志望する高校選びをおこなっていきましょう。

有馬高校の合格点と内申点の目安

有馬高校の合格点（S値）は636点です。上記で説明したとおり学力検査で必要な点数の目安は内申点によって異なります。
下の表は有馬高校の合格者平均内申点（中2、中3）と学力検査の平均点です。
合格点から逆算して、必要な内申点と学力検査の点数の目標を立ててみましょう。ぜひ参考にしてください。

※中3の内申点は、S値においては2倍に換算されるため、計算する際は注意してください。
データ提供：神奈川全県模試（伸学工房）

有馬高校と合格ラインの近い高校はどこ？

有馬高校と合格ラインが近い高校を紹介します。基準として合格者平均内申点（中2、中3）と学力検査の平均点を掲載しているので志望校選びの参考にしてみてください。

※中3の内申点は、S値においては2倍に換算されるため、計算する際は注意してください。
データ提供：神奈川全県模試（伸学工房）

有馬高校を第一志望にした際の私立併願校はどこがよい？

ここでは、有馬高校を第一志望に考える方の私立併願校の候補を紹介します。併願先探しに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。紹介している学校の基準は、JR相模線の社家駅からの距離・進学実績・内申点の観点で選定しています。

向上高校

向上高校は神奈川県伊勢原市にある高校で、GMARCH進学者を出すなど進学実績があります。また、通学時間は小田急線愛甲石田駅からバスで4分程度のため併願先におすすめです。

光明学園相模原高校

光明学園相模原高校は神奈川県相模原市にある高校で、早稲田大学、GMARCH進学者を出すなど進学実績があります。また、通学時間はJR相模線の原当麻駅から徒歩で7分程度のため併願先におすすめです。

立花学園高校

立花学園高校は神奈川県⾜柄上郡にある高校で、GMARCH進学者を出すなど進学実績があります。また、通学時間は小田急線の新松田駅から徒歩で7分程度のため併願先におすすめです。

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※この記事で紹介する偏差値・合格点のデータは、神奈川全県模試（伸学工房）のデータを使用しています。当塾では、神奈川全県模試を一般受験者よりもお得な価格で受験できるため、塾生全員がこの模試を受験しています。また、合格者の追跡データも活用し、模試の帳票とは別に、小問ごとの振り返りシートを使った個別の復習カリキュラム・コンテンツをご用意しています。