横浜南陵高校の偏差値・合格実績を徹底解説！合格するための内申点と学力検査のポイント

横浜南陵高校は神奈川県内で人気の公立高校です。この記事では、横浜南陵高校の偏差値、合格実績、アクセス情報を詳しく解説し、合格に必要な内申点や学力検査の目標点についてもご紹介します。志望校選びや受験対策にぜひお役立てください。

横浜南陵高校とはどんな高校？特色や校風を紹介

横浜南陵高校は2003年に創立された神奈川県横浜市港南区にある公立の高校です。ICT利活用授業研究推進校に指定されており、現代の国語や公共などの科目で主体的に学びに向かう力を養う授業を効率的に展開しています。また、インクルーシブ教育実践にも積極的であり、福祉マインドの下、多様な生徒が共生し認め合う考え方を学校単位で大切にしています。主な進学実績としては「早稲田大学」「東京理科大学」「法政大学」などが挙げられます。

以下は横浜南陵高校が掲げるスクールミッションです。
〇 全日制の課程学年制普通科を設置する高校として、生徒の特性や地域・学校等の実情を踏まえ、 生徒一人ひとりの学習や進路等の目標の実現に応えるよう、学力の育成、豊かな人間性や社会性 の涵養、社会的・職業的な自立等をめざした教育課程を適切に編成する。
〇 豊かな知識と広い視野を備え、社会で活躍できる実践力の育成をめざし、学校の教育活動全体を 通じて、地域との交流・連携等の取り組みをとおして、生徒一人ひとりの社会と関わる力を高め、福祉マインドを培うとともに、互いに思いやり、自他の大切さを認め、共に生きる仲間づくりを進める教育活動に取り組む。
〇 基礎的・基本的な知識・技能の定着とそれを活用して課題を解決する思考力・判断力・表現力や、言語能力、情報活用能力、問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質・能力を育むよう、教科等横断的な学習の充実を図り、主体的・対話的で深い学びの実現に向けて、不断の授業改善を進めるなど、教育活動の充実に取り組む。
横浜南陵高校のホームページ

横浜南陵高校への行き方と最寄り駅

横浜南陵高校はJR京浜東北線の洋光台駅が最寄り駅で、駅から徒歩20分の場所にあります。

横浜南陵高校の進学実績

下の表は2022年度から2024年度入試までの横浜南陵高校の大学合格実績をまとめたものです。
関東学院大学や神奈川大学、桜美林大学に合格する学生が多いです。

※学校ホームページのデータを元に作成

横浜南陵高校の偏差値と、学力が近い公立高校

横浜南陵高校の偏差値と横浜南陵高校と近い学力で目指せる高校を掲載しています。自身の志望校として適切なのか、判断基準の参考にしてみてください。

横浜南陵高校の偏差値

2024年6月に発表された伸学工房のデータによると、横浜南陵高校の偏差値は43です。偏差値43は上位76%相当で、舞岡高校や百合丘高校、川崎北高校などが学力の近い高校になります。

横浜南陵高校と偏差値が近い公立高校

横浜南陵高校の応募倍率推移

横浜南陵高校の一般入試の応募倍率は例年1.1〜1.6倍で推移しており、他公立高校と比べて高い倍率です。
神奈川県教育委員会が発表している神奈川県公立高等学校入学者選抜実施結果のデータを基にしています。

2024年度入試倍率

横浜南陵高校の合格ラインは？学力検査の点数と内申点の目安はどれくらい？

神奈川県の共通選抜で使用する点数

神奈川県の高校入試（共通選抜）では、以下の4つの点数（A値～D値）を使用します。

●調査書の評定（A値）：第2学年の9教科の評定合計＋第3学年の9教科の評定合計の2倍（135 点満点）を100点満点に換算します。

●学力検査の点数（B値）：実施した検査の合計点を100点満点に換算します。

○主体的に学習に取り組む態度（C値）：各教科における第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価について、評価Aは3点、評価Bは2点、評価Cは1点に換算し、その合計（27 点満点）を100点満点に換算します。主に第二次選考に使用します。

○特色検査（D値）：観点ごとに評価し点数化して、100点満点に換算します。特色検査を行う高校が定める内容・比率に従って使用します。

ここでは、第一次選考について説明するため、（C値）の詳細な説明を省略します。また、横浜南陵高校は特色検査を実施しないため、（D値）の詳細な説明を省略します。

合否はどのようにして決まるの？

共通選抜の第1次選考の合否は、調査書の評定（A値）と学力検査の得点（B値）をそれぞれ100点満点に換算した点数をもとに、各学校が定めた比率に基づいて合計点を計算し決定します。この合計点を「S値」と呼びます。

調査書の評定（A値）の計算式

調査書の評定（A値）は、[2年の9教科5段階評定]と[3年の9教科5段階評定の合計点を2倍した点数]の合計135点満点として算出し、それを100点満点に換算したものを使用します。

例　コノさんの調査書の場合

コノさんの[2年の9教科5段階評定]と[3年の9教科5段階評定の合計点を2倍した点数]の合計=27+29×2=85点となり、この数値がA値となります。
100点満点に換算すると、100 × 85/135 = 63点となり、この点数を使用します。

学力検査の得点（B値）と当日狙う得点の計算式

B値は学力検査の得点を100点満点に換算して使用します。各教科ともに100点満点で、5教科の合計だと100点 × 5教科 = 500点満点になり、この数値がB値となります。それを100点満点に換算した数値を使用します。

調査書の評定（A値）と学力検査の得点（B値）の比率によって、自身の内申点から学力検査で狙う点数が算出できます。A値:B値=5:5の比率の高校を受験する場合の学力検査で狙う点数を計算式を参考に計算してみましょう。

計算式
前提として、S値（共通選抜の第1次選考の合否を決める点数）は以下のように決定されます。

• S値＝5 × A値の100点満点換算（コノさんの場合63点）+ 5 × B値の100点満点換算

各高校の合格点（S値）と現時点での内申点から算出されるA値から、学力検査（B値）
で狙う点数を算出しましょう。

• 学力検査（B値）で狙う得点 = （志望している高校の合格点（S値）− 5 × A値の100点満点換算）÷500点×500点
• 各科目の目安となる平均点 = 学力検査で狙う点数÷5科目

コノさんが横浜南陵高校をめざす場合、以下となります。

• 学力検査（B値）で狙う得点 = （S値の合格点556点(※)− 5 × A値63点）÷500点×500点

となり、241点がB値で狙う得点となります。
各教科で狙う得点は、48.2点となります。
※横浜南陵高校の合格点については後述

高校によって学力検査を重視する高校や内申点を重視する高校があります。各高校の選考基準をよく確認し、自身の志望する高校選びをおこなっていきましょう。

横浜南陵高校の合格点と内申点の目安

横浜南陵高校の合格点（S値）は556点です。上記で説明したとおり学力検査で必要な点数の目安は内申点によって異なります。
下の表は横浜南陵高校の合格者平均内申点（中2、中3）と学力検査の平均点です。
合格点から逆算して、必要な内申点と学力検査の点数の目標を立ててみましょう。ぜひ参考にしてください。

※中3の内申点は、S値においては2倍に換算されるため、計算する際は注意してください。
データ提供：神奈川全県模試（伸学工房）

横浜南陵高校と合格ラインの近い高校はどこ？

横浜南陵高校と合格ラインが近い高校を紹介します。基準として合格者平均内申点（中2、中3）と学力検査の平均点を掲載しているので志望校選びの参考にしてみてください。

※中3の内申点は、S値においては2倍に換算されるため、計算する際は注意してください。
データ提供：神奈川全県模試（伸学工房）

横浜南陵高校を第一志望にした際の私立併願校はどこがよい？

ここでは、横浜南陵高校を第一志望に考える方の私立併願校の候補を紹介します。併願先探しに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。紹介している学校の基準は、JR京浜東北線の洋光台駅からの距離・進学実績・内申点の観点で選定しています。

横浜創学館高校

横浜創学館高校は神奈川県横浜市金沢区にある高校で、日東駒専進学者を出すなど進学実績があります。また、通学時間は京急本線の金沢八景駅から徒歩で15分程度のため併願先におすすめです。

横浜高校

横浜高校は神奈川県横浜市金沢区にある高校で、早慶上理進学者を出すなど進学実績があります。また、通学時間は京急本線の能見台駅から徒歩で2分程度のため併願先におすすめです。

横浜学園高校

横浜学園高校は神奈川県横浜市磯子区にある高校で、学習院大学進学者を出すなど進学実績があります。また、通学時間はJRの根岸駅からバスで15分程度のため併願先におすすめです。

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※この記事で紹介する偏差値・合格点のデータは、神奈川全県模試（伸学工房）のデータを使用しています。当塾では、神奈川全県模試を一般受験者よりもお得な価格で受験できるため、塾生全員がこの模試を受験しています。また、合格者の追跡データも活用し、模試の帳票とは別に、小問ごとの振り返りシートを使った個別の復習カリキュラム・コンテンツをご用意しています。